090404

 前日の飲みの影響で、朝11時まで動けなかった。母からの電話でようやく起きる。
 たまった洗濯物を一気に洗う。同室のK君が洗剤を貸してくれた。K君で成り立つ僕の寮暮らし。ほんとK君様様やわー。
 洗濯物を干したら次は街へ。駅前のゲーセンでポップンミュージックやったあと、最寄の大型スーパーに向かう。目的は炊飯器。もはや米がないと発狂する。米が食いたい。ということで大型スーパーに行こうと思ったんだけど、いかんせん遠い。ものすごーく遠いところに、もやみたいに浮かぶスーパーちゃんの看板を見て、ああ、モンゴルの平原にたたずむ隣の家みたいと思った。行けるか。遠すぎだろ。仕方ないのでリサイクルショップに行って中古の炊飯器を買ってきた。2480円。値札のところに食用感ありのコメント。食用感ってなんだろう。ふわっとしてるな。米だけに。
 駅前に戻りマックへ。目的はハッピーセットについてる喋るドラえもんマスコット。昨日の新垣とのメールで、ハッピーセットを食べることを約束したので行ってきた。
 「すいません。ハッピーセットください。おもちゃ番号は①で」と、きれいなお姉さん店員に注文する。多少はずかしいがその辺は超越している既に。で、喋るドラえもんマスコットゲット。なるほど。新垣が言うとおり、これは可愛い。鈴の部分を押すと、声が出るらしい。さすがに声は寮に帰ってから鳴らしてみることにしよう。一人でおっさんが「僕ドラえもん!」とかマックで鳴らしてたら凄い図だものな。
 ジャンプSQを読みつつ、ポテトとチーズバーガー、照り焼きバーガーをむさぼる。ふむう、いつもモスを食べてただけに、やはり劣化感は否めない。まあうまいが。ごみを捨てて帰る。
 で、店を出てしばらく歩いてたら、重大なことに気づいた。ドラちゃんマスコット、持ってない。一瞬で理解する。ドラちゃん、ずっとトレイにおいてた。んで、ほかのごみと一緒に一気にザザーってゴミ箱に捨ててたわ。すごい。すごいや僕。あんな可愛いドラちゃんを殺してしまった僕。わざわざ恥ずかしさをおしてハッピーセット頼んだのに。ドラちゃんがかわいそう。ていうか新垣とメールできないじゃん。
 急いで店に戻る。入店。「いらっしゃいませー」まっすぐにゴミ箱に行き中をあさる僕。凍りつく女性店員と客。ない。つーか全然見えない。「あのー……お客様」的視線が店員からくる。はっ。すごい図になってる。懲戒。やばい。落ち着け。社会人の自覚を持て。さきほどのお姉さん店員にSOSの目線を送ると、「どうしましたか?」と駆けてきてくれた。すいません、大事なものを捨てちゃって。「まあ、じゃあすぐにゴミ箱開けますね」と迅速にあのゴミ箱を開けてくれる店員さん。「何を落としたんですか? 鍵ですか?」「いえ、ドラえもんです」このやり取り。このやり取りを通してでも取り戻したいものがそこにはある。ドラえもん、ひいては新垣とのメール権。
 「あ、ありました。これですね」ありがとうございます。「新しいのとお取替えしますね」あ、いや、そこまでせんでも。タ、タ、タ、タ、タ。レジまで駆けていくお姉さん。ああ、あのドラえもんは誰にも使われないまま廃棄されてしまうのだろうか。それを思うと、ちくりと心が痛んだ。まだまだ僕にもドラえもん愛が残っていたようだ。
 恥をしのんだおかげで、なんとか新垣とのメール権をもぎとることができた。むしろ、ドラちゃんキャッチ&リリース事件のおかげでメールはもりあがった。喋るドラミちゃんマスコットもいるらしいので、じゃあ明日もハッピーセット行くかーと約束。土日とジャンクだらけだけど大丈夫なん僕の体。体を壊してでもメールしたい? これは青の春ってやつですかね。恋なのかもしれんね。タクス君にこの娘を紹介しなきゃいけないとか益々ふざけてる。絶対こちら側からは言わないでおこう。うん。
 まあ恋じゃない。変な気を起こすとインターネットでたたかれたり、Yちゃんに刺されたりするので自重しよう。倫理を重んじつつ一方で倫理を軽んじる傾向もあるインターネッツ。分からんですよ。分からんですよ。
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090404」への3件のフィードバック

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    落ち着け、人形遣いめ^^ こんどはマックのおねいさんかww
    Yちゃんがかわいそす

  2. SECRET: 0
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    ちっくしょぉぉぉおおおおおおおおおおおおお
    Y平許さんぞおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお

  3. SECRET: 0
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    しかし、その幸せは長くは続かなかったのです。
    (知ってるつもり風に)

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