090405

 今日は研究室の先輩と、新宿にストリップ観に行ってきた。いやすごかった。本当にストリップはすごかった。
 インディーズのバンドとかが上演してそうな地下のホールでやっていた。照明が個々のダンサーで妖しく変化し、その地下空間だけまったくの別世界になったいたような感じ。
 ダンサーは六人いた。一人ずつパフォーマンスを行っていく体。はじめに衣装を着てのダンスをするのだけど、そのダンスのレベルが普通に高い。狭いステージ上で落ちそうになりながらも、激しくセクシーな踊りをする人(しかもヒールで!)、椎名林檎とかが着てそうな艶やかな着物風の衣装をまとい妖艶に舞う人。
 人形劇をかじった僕からすると、表情、演技、身のこなし等を見ても、プロの人形劇師と遜色がない技量を持っており、めちゃめちゃに悔しい思いをした。
 乳や局部などを出しての脱ぎパートでは、ステージがゆっくり回り、照明で色っぽく染められたダンサーの美しいことこの上ない。かと言って不思議なもので、それを観て激しく勃起するとかそういうことはなくて、むしろ鳥肌が立った。すげえ……これが美しい女の体か……と、いい演劇を見て会場を後にするときに出るのと同種のため息が出た。ダビデ像が男の肉体美を表現し、それを観ても女がエロスを感じないのと同様に、女の美をアーティスティックに表現したものとなっていた。チンコなんて萎縮する。完全に魅了された。
 ひとつ言えるのは、ストリッパーは僕ら凡人の数倍努力をしているってこと。職人的とも言える、彼女らのプロ意識にぼかあものすごく感動した。
 したら急に曲のノリがポップになったなーと思ったら、セーラー服を着た二人が「おさわりガールズでーす♪」とか言いつつ、文化祭のノリで出てきた。そのうち一人が、北斗晶似だったのでおやっと思う。んで、いきなり客席に降りてきたと思ったら、ナレーター「ここはおさわり学園行きの満員電車。お客様、どうぞこの二人に日ごろできない痴漢行為をなさってください」とか言い出したものだから大爆笑。やっぱこーでねーといけねーよ。さっきの幻想的な雰囲気はどこへやら。観客が、二人のおさわりガールズの後ろへと次々に並び、順番に20秒ぐらいずつ痴漢行為をするという超絶展開に。さらに「えー、おっぱい、パンツ越しの局部タッチ等々はOKですが、オマンコへの直接タッチや穴入れ、キス等の行為はやめていただきますようお願いいたしまーす」などと、家電量販店の売り子調のナレーションが流れてきたものだからものすごい。「おまんこへの直接タッチ」という台詞を、あんなにあっけらかんと言う人をはじめて見た。
 さらに北斗晶のほうを見ると、おっさん二人ぐらいしか並んでなくて、同じ人ばっかが痴漢してたので絶句した。二人でローテ回すって一体。あからさまにシビアな客たち。笑いを禁じえなかった。
 おさわりガールズたちは、北斗晶のほうは言うまでもなく、もう一人のほうも体型が崩れており、完全にダンサーたちとは一線を隔していた。台詞は棒読みで、客へのサービス精神もとぼしい。おそらく彼女らは、まだダンサーになれない新人といったところか。さらに、北斗晶はおさわりガールズの中でも冷遇され、完全なる競争社会。踊れない、顔がイマイチだから触らせとけ、みたいな。華やかに見えて厳しい世界。
 裸になって金を稼ぐ人たちを、やっぱり世間は冷たくするものだけど、美しさとプロポーションを維持するのに、やつらがどれだけ努力しているかを想像してみればそんな考えは一笑に付される。ダンサーの、そして北斗の苦悩をくみとる努力を僕たちはすべきではないか?
 いや、もうほんと、一回でいいからあの人たちとお酒を飲みたい。どんな生涯を送ってきたのか小一時間聞いてみたい。そして彼女らにいいようにお金を吸い取られ、婚約指輪買えずにYちゃんに別れられ、僕が独りさみしく晩年を迎えることになったとしても彼女たちはすごいし、むしろ駄目なのは何もしないで思考停止している僕たちだと思わないでもない。
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“090405” への1件の返信

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    そのとーり! 一度でいいから彼女たちから徹底的に吸い取られてみなさい。それこそが芸の肥やしです。
    さいごのブロックの、「そして」からが、完全に日本語がおかしいと思う^^

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