ドリームボンバー!~父さん、ごめんなさい~

 えーと、2005年インターネット利用者は
 7000万人を越えなんたらかんたら、、
 あ、、ブログ書いてる途中だった!
 どうもweb広告についてのプレゼン準備中のDAIです。
 
 突然ですがこの場を借りて、、
 父さん、、ごめんなさい。
 
 俺のせいで父さんは仕事を辞めてしまった。
 ある有名企業の下請け会社で働いていた父さんは
 俺を大学に通わせるために胃潰瘍になりながらも
 必死に働いてくれていた。
 
 そんな父が昨日突然仕事を辞めたという連絡が
 母からあった。
 大学に通うため親元を離れて一人暮らしをしている
 
 俺にとって予期せぬ連絡だった。
 
 詳しい話を聞いても答えてくれない母に
 何かすごく嫌な予感がし
 すぐさま俺は車を飛ばして実家に向かった。
 普通なら3時間はかかる道のりを
 心境の焦りからか
 2時間ほどでたどり着く。
 その間俺はさまざまな不安と戦いながら
 必死に心を落ち着かせていた。
 
 俺は実家にたどり着いた。
 不安な心とはウラハラにいつもどおり
 愛犬ココアがシッポを振って迎えてくれる。
 「ココア、、何があったんだい?」
 答えてくれるはずのないペットに向かって
 問いかける俺。
 心なしかココアは悲しい目をしていた。
 勇気をだして玄関のドアを開けた。
 リビングにつながる廊下を白熱灯が照らし
 俺を導いていた。
 ガチャ、、
 
 ドアを開けると中には母一人がたたずみ
 いつものように
 「おかえり、早かったね。」
 こう言った。
 「ただいま。」
 反射的に俺は返事をし、続けて
 「父さんは?」
 こう母さんに尋ねた。
 
 「父さんは、、、庭で草取りでもしてるんじゃない?」
 意外にも母さんは落ち込んでいる様子がない。
 (なぜだ、、)
 
 俺は早く父さんに真相を聞きたくて急いで庭へとでた。
 すると父さんは草取りではなく新しい木を植えていた。
 「父さん、、」
 俺の声が響く、、
 「おおDAIか、、おかえり。」
 いつもどおりの会話。
 「何植えよん?」
 「あぁ、、これか、、エゴの木って言ってね。
 白いきれいな花が咲くんだよ。」
 「そっかぁ、、」
 
 「うん、あぁ、長時間しゃがんでたから腰が痛いなぁ。」
  俺は真相を確かめたい衝動を抑えきれず
 
 「父さんなぜ仕事辞めちゃったの?うまくいかなかったの?」
 俺は必死に尋ねた。
 「うーん、、DAIのためだよ。」
 「え?、、俺のため?、、俺のためってなんだよ?!
 
 俺仕事辞めてなんて言ってないじゃないか。」
 「うーん、、そうか。でもそうなのかなと思ってね。」
 「意味がわかんないよ!なんでそんなこと思うんだよ!」
 「うーん、、父さんなぁ、、家にはパソコンないけど
 会社のパソコンで日記みたいのつけてるんだ。ほら、、
 DAIもこの前かえってきたときいってただろう。ぶ、、
 ブログとか言うんかな。」
 「うん。ブログ、、」
 「それでな、ブログでDAIの気持ち知ったから
  DAIのために今の仕事辞めて、、」
 「俺のため、、、、、
 父さんのブログのタイトル何?」
 「ん?、、知ってるだろう。『DAIの父親』だよ。
 芸がない名前だろ。ははは、、。」
 
 
 「父さん、、俺今からちょっとネットカフェ行ってくる!」
 
 「おい!もうすぐ夕飯だぞ。」
 「わかってる!すぐ帰ってくるから!」
 
 俺は自分の目で真実を知りたくて
 近くのネットカフェに車を走らせた。
ネットカフェに到着しすぐさまPCを起動。
 検索欄に『DAIの父親』をうちこみエンター。
 DAIの父親、、あった。
 左クリック、、。
 するとシンプルなデザインのブログが表示される。
 「息子に負けないように毎日更新」と書いてある。
 
 
 (父さん、、俺のブログ読んでくれてたんだ、、)
 しかし、よく見ると数日前から更新が止まっている。
 
 俺は更新の止まった日の文を丁寧に読んでいく。
 特に変わった様子はなく、
 日々の出来事を仕事内容中心に書かれている。
 恥ずかしながらこのとき初めて父の仕事の詳細を知った。
 ブログを書いていることを
 別に誰かに知らせている雰囲気はなく
 コメントも少ない。
 というか父さんともう一人のやりとりしかないようだ。
 もう一人の名前、、、。
 DAI
 俺は困惑した。
 俺はこのブログ、、
 父さんのブログの存在をさっき知ったばかりだ。
 俺がコメントするわけがない。
 しかも俺と全く同じ名前で、、
 
 俺は嫌な予感を感じすぐさまコメント欄を開いてみる。
 『父さん、前々から言おうと思ってたんだけどなんで
 そんなダッサイ仕事してるわけ?いつまでつづけんの?』
 (なんだこのコメントは、、)
 『DAIか、、そうかな、父さんの仕事ダサいかな、、
 でもDAIが就職するまではがんばらなくちゃね。』
 『俺が就職?俺のために犠牲になってるなんて言うわけ?
 勘違いすんなよ。迷惑だ。早く仕事やめろよ。』
 (な、、なんなんだこいつは、、)
 『そんな風に言わなくてもいいじゃないか。父さんだって
 頑張ってるんだぞ。この前から胃が痛くてな、、
 健康診断で胃潰瘍だって、、もう治りかけだけどな。』
 (父さん、、そんなになるまで、、)
 『は?胃潰瘍?病院行けよ。
 てか早く仕事やめろって言ってるだろ!』
 (バカかこいつは、、俺の名前でなんてことを、、)
 『そうか、、父さんDAIにそこまで言われるとは
 思わなかったな、、』
 (父さん、、違うんだ。違うよ!こいつは偽者だ!)
 俺はもう見ていられなくなった。
 PCをシャットダウンし
 しばらく呆然としていた。
 その時携帯が光る、、
 母さんだ。
 「もしもしDAI?ご飯だけどいらないの?」
 「すぐ帰る、、。それより父さんに代わって、、」
 「わかったよ。ちょっと待ってね、、。」
 
 「、、、もしもし?DAIか。何だ?ご飯もうすぐだぞ。」
 「と、、父さん、、ち、、違うんだよ!」
 「違う?何の話だ?、、」
 「父さん、、ブログのコメント、、俺じゃない。」
 「あぁ、、あれか。どうしてだ?DAIはお前だろ?」
 「違うよ。俺父さんのブログ初めて見た。
 あのDAIは俺じゃない!ニセモンだ!」
 「ほんとか、、でも、、。」
 
 「俺が父さんにあんなこと言うわけないじゃないか!
 俺は父さんに、、父さんが一生懸命働いてくれてる
 父さんに感謝してる。辞めろなんていうはずないよ、、。」
 「そうだったのか、、父さんてっきりDAIが書いたのかと、、
 確かめたかったけど勇気がなかった、、。ごめんな。
 仕事辞めちゃったよ。」
 「父さんが謝らなくていいよ。
 普段なかなか連絡とらなくてごめんね。
 ほんとにごめんなさい。」
 「いいんだよ。DAIの本当の気持ちがわかっただけで
 父さんうれしいよ。」
 
 「父さん、、ごめんよ父さん、、。」
 「そんなことより早く帰ってこないとご飯冷めちゃうぞ。」
 
 「うん。急いで帰るよ。」
 「気をつけて帰っておいで。」
 「ありがとう。」
 っていうを見ました。
 そうこれ夢の話。
 だまされた方、、
20050618210448.png

 狙い通りです。
 DAIマジック☆
 
 キレ気味の方、、
 20050627140027.gif

 まぁあの多重人格ですから、、勘弁を。 
 
 もう書くだけで、
 てかこんな夢書いていいのかわかんないけど疲れた。
 この夢いい夢か悪い夢かわかんねぇな。
 とにかく柄じゃねぇのは確かだな。
 うん。
 P.S これは夢です。夢の話です。
俺夕寝するとこんな変な夢かなりの確率で見るんです。
   しかもはっきり覚えてて、、
   でも実際父が胃潰瘍になってたのは事実です。
   しかし柄じゃねぇ、、
   ボケを期待してた方、、スマソ(^_^;)
   次こそ思いっきりボケたります。
   俺、、根暗かなと思い始めたDAIでした。


 
 
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ドリームボンバー!~父さん、ごめんなさい~」への16件のフィードバック

  1. SECRET: 0
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    うっうっうわぁぁぁぁぁぁぁあああああーーー!!
    完全にやられた( ̄- ̄)
    こんな事あっていいのかと偽DAIに腹を立て、ブログ「DAIの父親」を見るために別Windowを用意しかけた自分が悲しいです・・・・・。
    あ”ーーーー!!!!!

  2. SECRET: 0
    PASS: 505ee3d25bcf07d7eea750ec0075ab9f
    にゃほへーー!!!
    うっかりだよ。
    食べてた蛸わさ、うっかりおとしちまったよ。
    かわりに寿司おごれーーーー

  3. SECRET: 0
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    ぐっ!!いやあ、テンション上がったね!!
    僕もググる寸前だった!!
    もうね、夢でよかった。夢だと分かってから心置きなく爆笑できましたw
    「息子のフリしてコメントするなんてどこの馬鹿だ!」
    と憤慨しつつも、
    「でもジャガーっぽくて笑える」
    とか心の奥底で思いつつ、
    「いや、DAIさんだから!知り合いの不幸だから!全然笑えんから!」
    とか必死で自分に言い聞かせてる僕がいました。
    でもタイトルから察して、これは夢っぽいの来るなと
    思ってたから、笑いそうになりましたが
    これがもっと沈うつな書き方で始まってたら
    もう、全然笑えなかったように思います。
    夢だろうけど、もしかして感がなんかよかったっす。
    僕も次がんばります!

  4. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    MIKUさん>あーそこまで入り込んでいただいてありがとうです!
    マジ俺も書きながら本当になったらどうしようって、、。
    今度はもっといい夢みたいと思いヤス。
    ちょんさん>あぁタコわさもったいない!
    寿司はきびしいのでキムチかなんかで許してくだせー!
    Y平っち>もうね、俺も見てるときは泣きじゃくっててたぶん何度も叫んでたはず。
    おきたときは寝汗地獄。そして書きながらまた泣きそうになり、、とにかく夢でよかったっす。
    ジャガー見てないんでわかんないっすけど次Y平っちお願いしやす!
    俺もプレゼン明日なんで終わったらもうちょいいいのかけるようにがんばりやす!

  5. SECRET: 0
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    途中でググってしまった・・・( ;-_-)

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    あずっち>どうぞググってください。俺の夢に!(笑)

  7. SECRET: 0
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    俺も夢物語と思いながらも、少し不安になった。
    でも思えば最近実家に帰ってないはずだから
    こんなことないよなぁとか思っちまった。
    しかし、小説書けるような説得力のある文だなあ。
    ★みっつあげちゃう!!!

  8. SECRET: 0
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    大ちゃん、びっくりしたよ~ン、もう~!
    ママと一緒に読んでたんだけど、
    ママは、エーッ、うそでしょう?!ホントにい?
    夢だよ、、きっと夢だよ、、夢に違いないよね、、
    でも、、ホントかなあ、、、  とか言いながらハラ
    ハラして読んでて、、、最後まで読んだら、、
    ほーら、やっぱり、ゆめだったーー!!キャハハッ
    て、ひとりごと言ってたよ!
    夢だろうと予想はついてても、ついつい引き込ま
    れちゃって、、も~、大ちゃんたら、ホント、小説
    家になれるんじゃないの~ぉ!もぉ~~ッ!
    って、ママ、牛になってたよ!  たーいへん!

  9. SECRET: 0
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    とうさ~ん!!!
    もうググりましたけど・・・。

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    ぶんぶん>★三つあーざっす!まぁ俺の周りのてかいつも一緒にいるぶんぶんにはなかなかね、、でも伝わってよかった。
    リトリンさん>びっくりさせてすいません(^_^;)小説家なれますかね?目指せ第二の電車男!
    sioyakiさん>ググってくれて父さんうれしいよ。これを機に自分の家族も大切にするんだよ、、。って書いてる本人でさえググってますからぁ!

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    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    こっちに書き込み初めてだ・・・(^^;)
    ってかね、この話しが夢でホントに安心したよ~(><;)
    「イヤイヤ、最近そんなことあったなんて・・・大丈夫かな・・・」って軽く心配したからねぇ@@けど夢にお父さん出てくるって事は何かあるのかもよ(^^;)
    僕は誰かの夢見ると心配になってしまうんよねぇー
    それにしても夢でよかったー(^^A)

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    しょーぐん>こっちにもカキコありがとう!うん夢でよかったよ。俺も。今日はプレゼンおつかれ!次回もがんばろうねん!

  13. SECRET: 0
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    すっかりだまされたってか、
    とちゅうでなみだ目なったし!!!
    貴重な涙かえしてちょうだい(*`ェ´*)キィー
    でも、夢でよかった・・・
    DAIパパさん、胃潰瘍お大事に・・・(*´3`*)

  14. SECRET: 0
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    ひろ>ごめんよ。涙流させてしまって、、汗かかすよりいいじゃん(笑)夢でよかった☆うん胃潰瘍お大事にいっとくYO!たぶん、、

  15. SECRET: 0
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    ほえっす
    (最近塾で流行のあいさつ、若干嘘)
    遅くなりました…、将来胃潰瘍の際は是非に御呼び下さい(笑)
    てか、才能あるよ、DAI君、変な夢見の。
    頭の回路がめっさ、複雑に違いないっす。

  16. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    岩男さん>とりあえず、、、
    どんな才能やねん!!(>_<)
    てか何か今日気づいたら足のモモの血管の一部(1cmもない)が打撲してないのに痛いんだけどこれなに?触ったらいたいんだけど、、俺血管つまって死ぬ?ボスケテ。

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