~鰻のスフレオムレツ~ By Y平

 突然だけど、先日作った料理を紹介するよ。なぜ紹介するか? それは他でもない僕のイメージアップのため。料理シーンをアップすることで、「Y平さんは料理も作れるんだ、すごーひ」とあなたに思わせることが狙いである。本当は「料理『も』作れる」ではなく「料理ぐらいしかできない」が本当のところであるが黙れよ。最高の自分を演出したい、最高の自分を見せてやりたい、そして、モテたい。この感情、オウ、とってもプリミティブ! ノリ的には、「顔晒しします!」と一人で盛り上がって、奇跡の一枚をインターネット配信するブロガーやらSNSユーザーのノリに似ている。この自己顕示欲のせめぎ合い、たまらないね。
 ということで、先日、土用の丑の日に「鰻のスフレオムレツ」を作ってみた。
この料理、実はご存知「ミスター味っ子」で出てきた料理。レシピはないけど、漫画で見た記憶を頼りにノリで再現してみた。


 まず作るのはソースから。鰻のこってりした味わいにあわせ、さっぱり系のソースを作る。さっぱり系のソース。はて、さっぱり系のソースとは何ぞ。思い出す。確かだし汁に醤油入れてた気がする。あと塩も。や、問題発生。だし汁の作り方が、分から、ない。
 ここで聞こゆるは貴方達の嘲笑と溜め息だ。「ダシも取れねえで何が料理か……」だなんて。は! そういうぶった思想が一番嫌いだ。何さあんた。分からないことは分からないと言う。そこに僕の長所を感じろよ。何さ。そう言ってるあんた達の中にも、きっと人生で一度もダシをとったことない人いる。ダシも取ったこと無いくせに、ラーメン屋なんかでは、「これは煮干ダシが効いている」だなんて通ぶったりする下衆がいる。分かってんだ。
 ということで早速知人にTEL。プルルルルル、ガチャ。「ダシってどう取るの?」時刻は11時、ミッドナイト前。開口一番はダシの取り方。用件はスパッと言う。アメリカナイズされた僕の見事な電話術が炸裂。
 よっしゃ分かった。知人曰く、「カツオ節とかコンブをコンモリ入れて煮る」らしい。超簡単、超楽勝。つーか、え? 先輩、こんなんでいいんスか? マジっスかマジッスか? 散々「ダシ取れない僕」を馬鹿にしといて「コンモリ入れて煮る」だけでいいんスか? たったそれだけの知識を持ってただけの先輩達に、如何ばかりのアドバンテージがあるんスか? 調子にのんなやボケが。
 と、あまりダシをバカにすると、業界の方からお叱りを受けるのがインターネットの常なので自重します。ダシの世界はきっと深い。僕には分からないけれど、深い何かがある。
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 つーことで、ラーメン屋で煮干ダシについて言及できる権利を得たところで、だし汁かんせーい。ちなみにダシはカツオ節です。次に醤油、塩入れて味付けをします。とろみを付けるために水溶き片栗粉を入れるのも忘れずに。ちなみに水溶き片栗粉は何だかテクニカルで好きです。それを料理に使ってる自分が誇らしかったです。この気持ち、分かるだろ?
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 お次はいよいよオムレツ本体。まず具として、ニンジン、長ネギを千切りにしてサラダ油で炒める。鰻は、鰻のタレをどっぷりかけておく。
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 次に、タマゴに味付けをする。卵3個を手早くかき混ぜ、塩、コショウで味をつける。加えてみりん少々、コーヒーのフレッシュ(あるいは牛乳)を適量入れ、かき混ぜる。
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 さて、こっからが僕のカッコいいところなので刮目して見よ。タマゴを手早く焼きオムレツを完成させる。
 まず最初、フライパンを熱し、中火でバターを投入、溶かす。バターが多めだとオムレツがバター臭くなるので、気をつける。かと言って少なすぎるとタマゴが焦げ付くので何かこう、やるせない。
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 フライパンをバターコーティングしたあと、先ほどの溶き卵を投入。手早く菜箸で混ぜ、焦げ付かないように気をつける。注意するのは、卵が少なめだと弱火でもすぐに焼けることだ。つまり時間がない。何を言いたいかと言うと写真を撮ってる暇はない。シャッターを押してる僕は割りとギリギリの戦いをしている。焦るとブレる。ブレると時間食う。卵焦げる。
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 適当にかき混ぜ、卵の端のほうが固まってきたら、具を投入する。フライパンの手前を持ち上げながら、菜箸を使って卵を半円に折るような形で具を包んでいく。ここで問題発生。投入した鰻が多すぎて包めない。ムカつく。ただでさえ時間がないのに。素早く鰻を半分程どかし、誤魔化し誤魔化し包んでいく。
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 包んでいるカッコいい様をデジカメで取ろうとするが、両手が塞がっていて不可能だった。いや、ここは知恵を使う。タイマーで撮れるじゃない。早速タイマーセット、5秒。卵を包んでいる様子を撮った、つもりで冷蔵庫が撮れた。クソが。ジュウ、あぶない。もう卵限界。焦げる。仕方ないので写真は諦める。つーことは僕が華麗にオムレツをスパーンって裏返すところも撮れない。クソが。正直一番難しいのは写真を撮る事だ。
 包んだ後、オムレツを裏表少しだけ焼けば遂に完成。手早くやらないと、オムレツの中身が固まって美味しくない。表面は固く、中は半熟で柔らかいのが理想だ。
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 けども見事に焦げた。焦げました。この原因を突きつめればやはりカメラのせい。オムレツ作りでの一番の難関はカメラだ。気をつけろ。カメラさえうまくいけば美味しく作れる。
 んでさらに、ソースなんすけど、トロミが全然ないっす。あれ? これ、やっちゃったなーみたいな。なんつーの、ほら。水溶き片栗粉使うの初めてだったしさ。ほら、初めてだとうまくいかないのが常識じゃん? チンコも入らないしさ?
 熱するらしいんだよねー奴ら。盲点だったよー。熱さないと、トロミが出ないんだって。なんか俺、水溶き片栗粉入れた瞬間に、いっせいにトロンとすると思ってたんだよね。そういう神話、信じてた。デンプンの変性っつーの? そういえばそういうの習ったなー、浪人時代に。一切生かせてないなー、勉強がさ。これ、悲しいよねー。勉強だけできて役に立たない奴を地で言ってるよねー。勉強もできないけど。留年だし。
 ということで、ソースの底には片栗粉みたいのが溜まってる。知人に再度聞いたら、「え? 常識だら?」みたいなこと言われたので、一人赤面した。ただ、これを見てる読者の中で、絶対に僕同様の神話を信じていた人がいるはずだ。そいつらと僕は、二度と「愛のエプロン」でジョイトイや堀越を笑えないことを覚えておいてほしい。
 ただし、出来上がったスフレちゃんは素晴らしく美味しかった。和風ダシと鰻のこってり味が相まって、最高の旨み。野菜の歯ごたえも柔らかなオムレツにかなりマッチする。最高です、卵さえ焦げなければ。皆さんもお試しください。
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 最後に、留年はガチだよ。4年生二回目。やったー。なのでこの夏は、インターンシップ受けまくります。死にたいです。
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“~鰻のスフレオムレツ~ By Y平” への12件の返信

  1. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    私も留年したことある。あれはいやだ。
    後輩が同級生になるし。
    でも年が留まるなんてことはない。
    ドラえもんでのび太が時をとめっちゃった
    回。アレは怖かった。時間が解決して
    くれることは沢山ある。Y平さんがんばって。

  2. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    何を隠そう、僕なんて留年2回やってますよ。留年云々より8年計画を立てる、それがハミダシ者のマナー!
    料理なんて3回以上手順があるものはやったことないです。尊敬。写真は彼女にとって貰うという手もある。ただサイトやら何やらがバレるので、ご利用は計画的に!です。

  3. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    留年ドンマイですね。
    オムレ美味しそうだったですね。今度僕にも作って!僕のおかずにするから。
    ちなみにおかずって変な意味じゃないんで誤解しないでくださいね。

  4. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    ananさん>
    お、応援だなんて……ありがとう!
    ななしさん>
    やはりここは笑っていいんだよ、うん。僕もそう思う
    うみへびさん>
    オワタ \(^o^)/ ではなくハジマタ \(^o^)/ と言える気持ちを持てということですな。留年かつネガティブになったらお終いだものね。せめてポジティブでいたい、いや、いなければならぬ
    !!さん>
    か、かわいい……
    安寿さん>
    この留まってる間に成長したい。むしろ何もやれそうになく惰性でここまで来た今までより、いい気がする。と思って頑張ります。
    あ、あと僕もタンマウォッチの話は怖かった。
    浅野君>
    やったー、ここへきて社会人の学年は一致するんだね!
    saigyoさん>
    まじっすか留年2回っすか! 超先輩っすね! 留年名人やで。saigyoさんがどんな風に過ごしていたのか気になります。どうやって挫折から立ち直ったかも。
    あ、それと彼女のことはココで
    つhttp://diary.yhei-web-design.com/blog-entry-117
    GLAYさん>
    訂正ワラタ 作れる機会があるならギャンギャン作ってあげたい
    鰻のスフレオフでもやりますか? うあー誰もこねー

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