あるドイツ文学のパクリ

<もし僕が蛾だったら>
登場人物
Y平・・・Y    傷だらけの蛾・・・傷
ふと我に返ると、僕は蛾になっていた。
日差しの強い昼時。
目的もなく空を飛んでいる。
最初は、取り返しのつかないことになったと思った。
見覚えのある景色ではあるし、自分の家の位置だって
分かっていたので
すぐに家に帰ることができたが、
家に帰っても、僕にはどうにもならないのである。
いつもはしつこいほど僕に喋りかけてくる
ばあちゃんも、外で僕がすぐ側にいるのに
素知らぬ顔。
母さんなど、僕がひらひらと寄っていくと
悲鳴をあげ、僕のことを叩き潰そうとやっきになってきた。
肉親に殺意をもたれるということは、
僕にとって壮絶な経験であったが
少ししたらそんなことは忘れてしまった。
というか、今ではあれが身内だったのかさえ
思い出せない。
思い出す必要性も感じられない。
そんなこんなで僕は蛾として生きていくことになった。
蛾の生活は想像以上に楽しいものであった。
水は草についたわずかな水を舐めれば事足りたし
食べ物だって、コーラーの空き缶についた汁を舐めれば
十分だった。
食べて飛ぶだけの生活だったが
不思議とそれにむなしさを感じない。
そして、そんなむなしさを感じない自分が
大好きでもあった。
あたりが暗くなってからの僕は、記憶が曖昧になるので
正確には何夜経ったかはよく分からないが
―なんせ夜の間は、まっくらで何も見えない上に
自分が今どこにいるのか分からなくなる。
そして自分は今生きているのか死んでいるのか
曖昧な感覚に毒されてるうちに
気づいたら空を飛んでて
あたりは光を取り戻す、といったような状況なもので―
何日か僕はそんな感じに、
ものすごく楽しい生活を送っていたわけだ。
そんなとき異変が起きた。
(今となっては異変なのか僕には判別がつかない)
いつまで経っても、
あの生きているのか死んでいるのか分からない闇が
やってこないのだ。
日々変わっていく僕の感覚とは対照的に
あの闇と、僕が飛び回っているときにまわりにあふれている
光だけは、一定のリズムで僕に訪れていたのに
いつまでたっても、闇がやってこないのである。
闇は、僕にとっては恐怖の対象であったが
その恐怖にもまして
日常が崩れることの恐怖のほうが、
僕を震え上がらせた。
僕は光の指してくる方向へ、一心不乱に飛び続ける。
光を進んでいけば、いつのまにか闇になるのは
僕の中の常識だったので
とりあえず光の中を進めば、日常を崩さなくて済む。
そう考えながら僕は飛び続けた。
10分ほど光の中を飛び続けただろうか。
僕の体はボロボロになっていた。
おそらく蛾界では、一世を風靡するであろう僕の羽も、
今では見るも無残に焼け焦げている。
そして足や触覚はところどころで焼き切れ、
飛ぶときのバランスがうまく保てない。
そんな中急に思い出したかのように
僕の体が痛み出した。
それはかつてないほどの壮絶な痛みだった。
なにが僕の体を蝕んでいるのかは分からない。
敵が何か分からない(そもそも敵がいるのかさえ分からない)上に、
言いようも無い痛みが僕にまとわりついてくるので、
心底怖くなったが、
光の中を飛び続けることが僕の恐怖心をぬぐう
ただ一つの手段であったので、
それでも飛び続けるしかなかった。
そんなとき、
ふと視界に傷だらけの蛾が飛び込んでくる。
僕の体以上にやけどでボロボロになったその蛾は
同じように光の中をひたすら飛び続けていた。
ただ、飛び方が不自然で
ときどきなにかにぶつかったように体勢を崩している。
僕は、なぜか嬉しくなってその傷だらけの蛾に
声をかけてみた。
Y平「君、めっちゃ変な飛び方じゃない? 笑」
傷だらけの蛾は、こちらをチラッと一瞥すると
傷「ああ」
とだけ、答えた。
Y平「今日はなんか光の時間が長いんよ。
   しかも・・・イッテ!イタ!
   テテテ・・・なんか、体がボロボロになるし・・・」
傷だらけの蝶は、なんの感情も読み取れないような目で
返事をした。
傷「ああ、君は初めてか。」
Y平「そうっすね。こんなに光の時間が長いのは初めてっすよ!」
仲間を見つけたことで、嬉しかった僕は
テンション高めで、そう答えた。
羽がジュウッと焦げる音がした。
傷「こうなっちゃったらね、運が良くないと
  助からないよ。」
Y平「え?」
傷「俺は一回助かったんだけどね。なんだろ?
  宿命なのかな?結局またここではまっちゃったよ。」
Y平「ここ?ここってどこ?」
傷「助かれば分かるさ。」
傷だらけの蛾が答えた瞬間、
バチンっという音がして、
傷だらけの蛾ははじけとんだ。
本来なら怖がるべきところなのだが
熱さと痛みでもうろうとしていた僕は
恐怖というより、どうでもいいことが
どうにかなったぐらいの気持ちにしかならなかった。
さらに10分飛び続けた。
やっと闇が深まってきた。
やはり僕の考えに間違いはなかった。
気分が良かったからか、今回の闇はなんだか
安らいだ感じで気持ちがいい。
僕が光を見ることは二度となかった。
ダークメルヘン
ブログランキング参加中!まあ・・・アホですよね。
うん。次はもう少しまともでおもしろいやつ書きます。
だからひかないで
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街灯

4 Replies to “あるドイツ文学のパクリ”

  1. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    なんか、前に幽霊になった夢を見ました。
    あたしはここにいるのに誰も気づいてくれない。
    そんな切なさを思い出しました。
    いろいろ頑張れ、Y平っち。笑

  2. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    ゆずこさん>
    文章も変だし、分かりづらいし・・・
    ブログ初めて一番失敗したエントリーでした・・
    街灯にたかる虫を見てたら、ふっと思いついたもので・・・
    小説家ならもっとうまく
    蛾のむなしさを表現するところなんでしょうがね・・
    今回ほど自分の文章力の無さにいらついたことはありませんでしたよ・・・
    それでもゆずこさんにコメントをもらえて
    救われました。ありあとございやすw
    がんばらねば、僕。

  3. SECRET: 0
    PASS: 923baf058def5dda98142a53f3ca3749
    はじめましてこんちくわ☆
    Y平さんのアクティブ日記と多重人格、いつもひっそり楽しく読んでます19の女です。思い切ってカキコしてみました~
    こんな話(失礼)なのに、引き込まれて読んじゃいました。いつもオモシロイ話をしているのに、繊細なお話も書けるんだ!と思いながら読んでいて、光がアレだったと気付いたときは、ヤラレタ!と思いました。笑
    最後の方まで気付きませんでした・・・バカです・・・笑
    ブログ楽すぃーです。頑張ってください♪
    では~

  4. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    ゆきさん>
    ちくわはチャーハンにあわないと思ってるY平です。(無関係)
    引き込まれましたか?まじっすか!? 自分でも下手くそな文だなって、途中で消そうとしたくらいなんすけど、それは書いた甲斐がありました。
    うん・・・書いてみるもんだなあ。
    普通に嬉しいっす 照

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