どちくしょう

※携帯からの投稿
八月八日。今日は朝からぼーっと読書。起業力入門を半分くらい読んだあと、ゴーマニズム宣言 天皇論を最後まで読む。小林よしのりってこんなにおもしろい人だったのか。すべてを鵜呑みにするのもダメかもしれないけれど、概ね納得がいった。先日読み切った、そうだったのか現代史のおかげで、他国の歴史と比較しながら天皇がいることによるメリットデメリットを自分なりに考えることができた。不謹慎かもだけど、歴史の中でも現代史って俄然楽しいのな。高校で詳しく教えればいいのに。
お次は佐藤多佳子の一瞬の風になれ 第一部を少し読む。男子高校生が陸上やる話。うーむ、なんかノリがポップっつーか、おばさんが無理やり作った想像上の男子高校生なかんじが。これなら、携帯小説のがよっぽどリアルな中高校生書いてる感じがする。いや、小説なんだし、別にリアルなキャラを書けるからいいってわけじゃないけど、どうしても年輩の方が書く若者ってのは、どこか作られた感じがする。
僕は青春小説の場合、リアルな若者が出てくる小説のが好きだ。だから綿矢りさのインストール(青春小説?)とか、かなりギュンとくる。や、あの主人公は実際にはリアルっぽくなくて、むしろマンガみたいなんだけど、なんていうか若さが生み出す特有の思考パターンっつーの? それが心地いい。ごしゃごしゃ余計な心情表現とかは省いて、なんの脈絡もなく、主人公が、死にたーいっつっても、分かる分かるって素直に共感できちゃうような小説。かっこいいなって思う。若いうちしか書けないものって素敵な気がする。
佐藤多佳子の本は、黄色い目の魚としゃべれどもしゃべれどもあたりを読んだことがある。黄色い目の魚は、女子高生が主人公の小説だった。けっこう面白かった覚えがある。だけど、主人公は、あくまで小説の中の女子高生で、リアルな女子高生像かって言われるとちっともリアルじゃなかった。やっぱり小説の中の人って感じ。何度も言うけど、別にリアルな女子高生(若者)じゃないから悪いわけじゃない。かちっとした小説らしい文体は、全然あれでいい。けど、一瞬の風になれは、よりリアルな若者に近づけたかったのか、やたら今風な口調のモノローグが展開されている。違和感がある。インストールの皮だけで骨がないって感じ。もしくは、多少冗談をおさえて、ライトノベルじゃなくしたハルヒみたいな。なんつーか納得がいかない。
しかしまあ、えらそうにそう考えていた僕も、読み進めるうちにそんな考えは吹き飛び、自分ってなんて青いんだろうと、頭たたきつけたくなるんだけど、それは後半で。
昼になって激烈に腹が減ったので、自転車でモスバーガーへ。将太の寿司を読みながら、大量のバーガーを食べる。そのままモスでだらだら。携帯でニコニコ動画のアニメ、するめいかを見る。するめいかは、素人が一人で作ったアニメだ。こういうの見ると、自分も何かせねばと思う。
僕は創作創作といっつも調子に乗ってるけれど、まったく創作力がない。というか、まったく創作しない。いつまで経っても、その気になればできるとか考えている。
確かに、お世辞かもしれないけど、ごくたまーに褒められることもある。でもそれは、所詮素人のレベルであって、身内でひっそりと褒めあいっこしてるだけで終わる。目指すべき基準の遙か下にいながら、自分て才能あるんじゃないかと思いながらそこで完結してる。何もしない。くそだ。そんなんからは何も生まれない。何かやらなきゃ何かやらなきゃと焦る。
試しにマンガのネーム帳を開く。今日はモスで1話分書くぜと誓うが、五時間後に3ページ目から一切進んでないネームを前にたばこを吸っている。
晩飯を食いながら今日はノらないなーとか考えた。気分転換でしょやっぱり。ゲーセンにいって七世代前のポップンをやる。昔の音ゲーはレベルが低い。今の僕でも余裕でほとんどの曲ができる。昔の人はこの程度もクリアできなかったんだな。とか下を見ながら愉悦にひたる。僕はまだいけるわやっぱり。廃人の目つきで閉店までプレイ。
家に帰ってから、一瞬の風になれの続きを読み始める。やっぱり違和感。高校生なんだけど高校生じゃないよなーとか思いつつ、メチャメチャ上から目線読書。アマゾンのレビューみたいな。小説家はおろか評論家でもないのに一体何様とかそういうことは一切顧みない。にやにやしながら読み進める。読み進める。読み進める・・・・・・
おもしろい。止まらない。なんだこれ。ワクワクするわこれ。うわ、バカみたい。僕バカみたい。若者がリアルじゃないとか偉そうに語っておきながら、もう第一部読み切ってる。第二部を買いにいきたいのに本屋あいてねーじゃんとか考えてる。バカだ。大バカだ。
小説脚本実況人形劇マンガ会社の研修ポップン。全部において、自分の下を探すのに必死だった。小さなコミュニティーの中で、下(に見える)の者を見ては、僕はいけてるわと愉悦ばかりにひたっていた。上を見ると、なんでこいつが評価される、と思っていた。よくても、ハングリーな目つきで、あんな風になるぞ! と意気込んでいるフリをした。そのくせ何かやりたいとかいって無駄に焦っても何もやらない。バカだわ。ほんまもんのバカだわ。こんなんでよく批評家めいたこと考えるわ。
まずはマンガ書こう。1話書こう。明日書こう。いや今書こう。実家帰ったらラジオやろう。小説もさっさと投稿しよう。何も考えずに決めたことはやろう。いいね、なんか勢いが若いなあ、まだまだ。
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2 Replies to “どちくしょう”

  1. SECRET: 0
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    なんでこう、対象を卑下するスタイルから入ってしまうんですかね。やっぱり根底には「俺は本気出せば神。」ていうオゴリがあるんでしょうか。
    よく考えてみたら漫画とかもあり得ない設定、人物像、展開とかで溢れてて、しかし僕らが評価するのはそこで主人公がどう考えるか、どう動くのか、みたいなとこで。リアルかどうかより、そいつにとってリアルかどうか、みたいな。そのようなトコに熱くなったりするんかもしれませんね。
    謙虚に生きたいもんです。
    と携帯でタイプしながら左手は股間に行きがちなのは何故なんだ!

  2. SECRET: 0
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    サイギョーさん
    >そいつにとってリアルかどうか
    サイギョーさんなんてかっこいいこと言うんすか。嫉妬しちゃうわ。

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