【日記】梅茶漬けがうまい

 今日が終わりましたけど特に何もなかった。しいて言えば仕事があった。仕事しかなかった。もはや僕が見るこの世を端的に表すならば、会社があって僕がいる。という感じ。聞こえはいいね。3流コピーライターなどがいかにもどや顔でリクルートなどに載せてそうなフレーズではあるまいか。くそが。先に見えるは地獄道。会社があって僕がいる? 会社と僕しかいないのかい? もし世界が会社と僕しかいなかったら? 世界の人口が100人ならの亜種かなんか? 会社の床にキスして寝てろ。
 何かなかったかと再び鑑みれば、朝食べたお茶漬けがとてもおいしかった。梅茶漬け。乾燥した梅の果肉がお湯をかけてじっくりととけていく感じ。パリっとしたきざみ海苔が湯気でふやけてふにゃふにゃになっていくと同時にたちこめる塩味のきいた梅の香り。急いでそのまま口にかっこめば、やわらかい米たちがもぎゅもぎゅと舌の上で踊り、ときどきスッと鼻を通る梅の酸味が朝のねぼけた脳みそに心地いい打撃を与えてきた。至高の味。仕事に打ち込むと、たかが梅茶漬けにこんなに幸せにさせられるんデスネ!
 などと、あんたらはリクルートやみん就などに広告を載せたらよいんじゃなかろうか。OB訪問してきた「とりあえずSE」とかアホ面かましてる就活生に、「いやあ、梅茶漬けがおいしくてね」とトクトクと語ればいいんではないだろうか。いいね。夢と希望にあふれたふりをしている「とりあえず」の就活生たちに梅茶漬けのおいしさを伝えたい。「仕事のやりがいはなんですか?」と問われれば、梅茶漬けが美味しく食べられることと答え、「仕事をやっていて一番うれしかったことは何ですか?」と問われればお茶漬けの中で一番うまいのは梅茶漬けだということが分かったことと答える。だってさー、その質問って自分を安心させたいだけの質問じゃない? 意図がわかんねーよ意図が。そんなことよりみんな梅茶漬け食えよ。と叫びたい。企業展とかで会社の説明員になってそう叫びたい。みんな梅茶漬け食えよーうらー! パイプいすを振り回し、他社のチラシをびりびりにする俺。固まる就活生。ガードマンに取り押さえられる俺。目が点になっている就活生。口を手で抑えて震える女子学生。梅茶漬け梅茶漬け気狂いのように叫ぶ俺。こうして「とりあえず」就職しようとしている学生たちのために人柱になるのだ。とりあえずで就職したらこうなるぞ。梅茶漬けしか考えられなくなるぞ。それでもこっちの世界に来たいかい? 仕方ないねえ。コッチヘオイデ。
 ホラーである。会社とはある種、日常的にホラーの世界に迷い込んでいるようなものだ。いつメールボックスから貞子という名の仕事がでてくるかわからないし、電話をとれば呪怨の子供がクレームとなって化けて出る。俺はそれらの非日常的な化け物に対して、さながら着信アリの柴咲コウのごとく「やめてー!」とオフィスの真ん中で座り込み叫ぶことしかできない。そう、ホラー映画にはそうそうハッピーエンドは訪れない。
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4 Replies to “【日記】梅茶漬けがうまい”

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    梅茶漬けって見た目の派手さはそんなにないけど
    食べたら本当においしいよね。

  2. SECRET: 0
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    ないとんさん
    そうなんすよね、主役級のやつがいないのにここまでやるか! 的な

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