自転車を直しに行くことと歯医者はよく似ている

 今日も昼前に起きて飯。妻にぶっかけうどんを作ってもらう。ニンニクチューブとわさびと白だしで食す。美味すぎる。
 前輪、後輪ともにスポークの折れたビアンキ(クロスバイク)を引いてイオンへ。イオンの自転車屋さんに持って行ったらビアンキを見て職人ヅラのおじさんがしかめっつら。「これ、どうしてこうなったの?」。「いや、外に置いといたら雪の重みで」「ははあ、そういうことならね、ホイール全体がひん曲がってるかもしれないからよく調べないと値段わかんないね」。やはり「なぜこんなになるまでほっといた」顔をされる。わかってた。だから自転車屋に行きたくなかった。この気持ち、歯医者に行きたくない感情と似ている。歯医者に行きたくないのは、痛いとか薬の臭いがやだとかそういうことじゃない。「なぜこんなになるまでほっといた」と医者から叱られることが一番の行きたくない要因を作り出す。いい大人が悪くなる状況を傍観して何やってんだと叱られるのが嫌なのだ。だので絶対このビアンキも叱られると思ってた。だから行きたくなかった。ちなみに歯医者にも行ってない。
 ついでにパン屋さんでクリームパンとオールドファッションのドーナツを買って帰宅。コーヒーを飲みながら「世界から猫が消えたなら」を読む。いいお話。ただ猫も消えないし、肝心の1日ずつものが消える大変さってのがほとんど描かれていなくて、好きじゃない人は好きじゃないだろうなと思った。タイトル詐欺じゃん! って自称映画通、小説通は怒るだろうなと思った。僕は細かいところはあまり気にせず雰囲気を楽しむので読後感はとりあえずよかった。あと解説が本編より面白かったので新しいと感じる。
 妻が聖剣伝説ヒーローズオブマナをやっているので見る。シリーズ屈指の駄作らしいがゲーム自体はシミュレーションRPGで面白そう。特にリアルタイムバトルなんで、昨今の飼いならされた優しいシミュレーションではなく、バトルコマンダー的なハードシミュレーション。戦うと同時に作物を収穫して生産して、兵隊を増やし〜、みたいな。聖剣伝説のくせにやってることが硬派すぎる。聖剣伝説ってもっと軟派じゃないとユーザーはついてこないと思います。