あと1日で発注が切れます

 あと1日。あと1日の我慢でお客様とさよならです。いやほんと寂しい。寂しすぎて思わず飲みに行く。カンパーイ! 
 嬉しそうなのは気のせいです。嬉しそうどころか困ったことになっている。あと1日で発注切れであるが未だ性能測定の手順書ができていない。この2ヶ月いろいろパターンを変えて10数種類の測定をやってきたがそれを一つ一つゼロからやる手順を明示せなばならない。やってる最中に作っとけよって言うが、どこにそんな時間があったのか? 常にできない不安に苛まれトライアンドエラーを繰り返し、綱渡りでなんとか測定データは出した。それについで好き勝手測定条件が増えるので常にコーディングしてた。そんな暇なかった。
 暇はなかったが手順書は作らねばならない。当初の予定では明日中に終わる予定だったのだが、昨日TCPスループットの測定をお客様にぶち込まれ、「手順書が間に合わないんですが」という俺の声なき声はお客様に握りつぶされ、明日中に終わるか怪しくなってきた。と言っているのに残業はさせないという部の方針と残業はさせないにもかかわらず6月中に終わらせろという相矛盾した上からの主張を受け、「間に合わなくなっても知らんぞ〜〜〜!」とベジータみたいなことを思いながら今日は定時で帰宅した。明日は地獄。かといって手順書の手を抜くと7月中にまたお客様とこんにちはしなければならないので絶対に手を抜けない。7月。セミがミンミンなく屋外と呼応してリンリンなる電話。「ココ、テジュンドオリ、ヤッテモ、ウゴカナイ」みたいなことを機械のように繰り返すお客様。死にそうな顔で謝りながら電話口で向こうの画面も見えないまま手順を教える俺。その姿、クレーマーに捕まったサポートセンターのお姉さんのごとく。これはお客様と完全に別れたいがゆえの頑張り。失注といえど完全なる撤退をしなければならない。ぐうの音も言わせない、完全なる手順書を、俺は作る。どんなアホな、いや、頭の個人差が大きいお客様だろうとできる、完璧な、手順を。
 ということで明日は死んでも手順書を作り上げる。いやむしろ、死んで手順書を納品しなくてもいいようになればこれ幸い? お客様の法令に反した相次ぐ依頼と期限はきついのに残業をさせない上の失態? みたいな感じで暇な週刊誌が取り上げる。みんな不幸。ザマアミロ。

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