それ、お菓子しか食べてない

 妻はお茶やコーヒーをよく飲む。甘いお菓子とともにティータイムってやつ。そんな妻に影響を受けたのか、僕も常にお茶とお菓子が無いと落ち着かない人間になってしまった。
 とある日。
Y「お茶いれるけど、飲む?」
妻「あ、飲むー」
Y「あ、でもお菓子ないじゃん! ゆるせん!」
妻「あー、買ってなかったわ」
Y「うひー、残念……」
僕、いそいそお湯を沸かしながら
Y「いやあ、君のせいですっかりお菓子にはお茶請けがないと
 落ち着かなくなっちゃったよ」
妻「だよねー……え?」
Y「え?」
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にんじんとか生で食う夫だったらいいのにね。ウサギみたいに。

 夕方6時前ぐらい。僕がシャリーのアトリエをやっていると、
隣で観ていた妻が急にぶつぶつ言い出した。
妻「いやいや、そう。調理したものを人間は食べるのよ。
素材だけで食おうなんてね、動物じゃないんだからね。
だからね、作らなきゃいけない。作らなきゃいけないんだ」
Y「何?」
妻「いや、料理めんどくさいけど、やんなきゃねって自分に発破かけてた」
Y「なんかゴメン」
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蛾を意図せず飼育する

Y「ぎゃー」
平日の深夜、僕の声がアパートの一室に響く。
妻「なになに? どうしたの?」
Y「蛾が……窓と網戸の隙間に閉じ込められてる」
妻「ぐへええええ」
Y「明日の朝逃がそう。もう今こいつと対決する元気が無い」
妻「うわーん。いやだー」
次の日。深夜。
妻「ぎゃあああー」
Y「何何どうしたの?」
妻「蛾が……卵産んでる」
見ると、窓の上の方に2センチぐらいの卵の固まりがこびりついている。
蛾はその横でヨロヨロしながらへばりついている。
Y「この卵、こいつの体の3分の1ぐらいのデカさない?」
妻「ひーん、あとで取ってよ!」
Y「分かった」
2時間後。
妻「Y君、これ見てよ」
見ると、2センチ台の卵の固まりが2つ。
卵の横ではぼろぼろになった蛾がおかしな動きしながらへばりついている。
こいつ、まだ産みそう。
Y「何こいつ。体のほとんど卵だったとしか思えない量になってんじゃねーか。
 つーかこれ、どうせ冬になったら吹雪いて死んじゃうんじゃ……」
妻「いやいや、春になったらこいつら出てくるんだって」
Y「すげえな。蛾、すげえな」
妻「もうだめ。春になる前に引っ越そう」
Y「そこまで!?」
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体温の高い妻の呼称

 札幌の夜は八月だというのに最低気温13℃と信じられないくらい寒くなっている。そんな寝室で絵美妻と僕が床についている。
Y「さみい」
絵美妻「タオルケットじゃ寝られんね」
 足だけ絵美妻の布団に突っ込む僕。
Y「あったけー」
絵美妻「体温高いからね」
Y「湯絵美子だわ湯絵美子」
絵美妻「湯たんぽ的なこと言ってる?」
ーーー
 次の日の朝。札幌の朝は8月だというのに以下略。
Y「さみい」
絵美妻「風邪引いたわあたし」
 足だけ絵美妻の布団に突っ込む僕。
Y「あったけー」
絵美妻「またか」
Y「絵たんぽだよ絵たんぽ」
絵美妻「昨日は湯絵美子だったのに」
Y「あ、ほんとだ。うわ、怖い。自分が怖い」
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ダウンロードフォルダについて

 妻は僕が昔使っていたWindowsを使っている。オンボロだがニコ動の動画作成などもやっていたPCなためスペックも高くまだまだ現役である。
 晩ご飯の後ゴロゴロしていたら、妻がPCの前でなにやら一生懸命やっている。何気なく見てみると、PDFかなにかをダウンロードしている模様。ダウンロードが終わり、ダウンロードフォルダからPDFを選ぶ妻。
 しかし悲しいかな、そのダウンロードフォルダには僕が昔ダウンロードしたエロ動画がたんまりと並んでおり、それを横目に見ながら冷静にPDFを選ぶ妻。ちなみにジャンルはM男系である。
Y「ちょ! もしかしてダウンロードの度にいつもこれ目に入ってました?」
 焦る僕を尻目に妻涼しい顔。
妻「ああ、うん。ずっとあったわそういえば」
 そういえばて。妻ってこんなもんだよな。
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