名大祭 By Y平

<名古屋大学>学園祭模擬店で食中毒か 45人が病院で治療
 密かに8日の名大祭フリーマーケットにて、「バカマラソン」を掲載した自費出版本を売る予定を立てていたのだけど、諸事情で死にそうになった。
 というのも、どうも本格的な研究が始まりつつあり、毎夜毎夜遅く帰宅する。その上、出店前日に内定者懇親会@東京があるとかいう鬼畜スケジューリング。つーか先月の31日にもはあちゅうオフ@東京(今オフレポかいてます)があり、その他、就活などで東京に逝きまくってたので、なんか月4ぐらいのペースで名古屋から東京に出向くという按配だった。正直お疲れですわ。もーやだ。やだもー疲れた。一ヶ月ぐらい家でゴロゴロしたい。外に出たくない。でもはあちゅうにはまた会いたい。はあちゅうが家にいたら全部解決する。
 とまあ、はあちゅうオフは別に書くとして、つーかマジ、フリマ出店とか輝いた活動を画策した4月の俺(暇人)ファックという感じは否めない。輝いてるあっち側に逝こうとした俺が許せない。みんなで「何かをやり遂げた!」「みんな大好き!」とかいう羨ましいノリを甘受しようとした俺に「らしくないぜ……?」と肩を叩いてやりたい。
 ちがうよ! もっとこう、あんたはダークサイドの人間だったはずだぜ。「名大祭とか冷めるし」とか吹き吹き、家でドラクエ2とかやってる側だったはず。それが何? 俺は変わってしまわれた。社会性のない、反骨的な俺だからやれたこともあったはず。輝いてる側に逝く事、確かにそれはいいことなのかもしれない。しかし、大切な個性は失わるのだ。友愛と挑戦にあふれた俺。こんな俺に俺がジョブチェンジした瞬間、欝、ひがみ、虐げられしモノの心の叫び、等のパラメーターorアビリティーは大きく減少または失われ、23年間磨き上げてきた負の結晶は砕け散る。
 そんなものは壊した方がいいって? そんなこと言うやつあ馬鹿ですわ。アホですわ。輝いた太宰治がいるかね? 頭のおかしくないモーツァルトがいたかね? 欝、内向、きちがい、そういったものが、何かをキラリとさせる。そういう人生もある。なので、俺は積極的に俺の中のダーククリスタルを磨いて磨いて磨きまくり、闇に満ちた光を産み出そうとして……いたんだ。なのに……!
 まあ、出店っつても一人で出店する体で申請を出していたので、結局孤独でダークサイドだったよーつーことでお茶を濁して、FA?
 いや、もう、本当にどうでもいい。どっちサイドでもいい。光か、闇か、どちらかに差別化しようとするのは無意味だ。一番重要なのは別にある。それは出店前日。二徹までかまして文章校正、レイアウト、印刷を行い、さあ残りはホッチキスで止めて製本テープときたもんだ。輝かしき第一冊目の僕の本の完成ですゾ! と久しぶりにやりきった感で、ホッチキスを手に取り上げたところで、名大祭実行委員会からの着信、
「食中毒で明日は中止です」
て、お前ー! あぁああぁあぁうあかああぎゃぅおあおおおお~!
 着信の時刻は深夜0時。いやもう、おそらく色んなゴタゴタがあって仕方がなかったんだろうけど、どうかしてる時間帯だ。ダンドリの悪い合コンか何かのお話? 僕はご立腹ですよ。やっと光あふれるあっち側に行けると思ったら、また闇に満ちた牢獄にぶち込まれた感慨。「その黒いウンコを一生磨いてな」と心の看守が毒を吐く。ち、畜生! 馬鹿にしやがって! うんこじゃないもん、ク、クリスタルなんだぞう! う、う、うんこ!
 とまあ、本来なら怒りにまかせて、「何も全企画中止にしなくても!」「スイーツはやっぱり糞!」などと口角に泡を吹き吹きヒステリーを起こすのが僕ですが、実行委員会の人の、憔悴しきった「申し訳ありません」を聞くにつけ、怒りは行き場を失い宙を舞った。
 そして件のクレープ屋とて、ああも堂々と槍玉にあげられて、馬鹿にされ、それにつれて内部の人間関係もゴタゴタ、口には出さないけど責任の所在を明らかにしようと各々思索をめぐらしてるんだろうな~……などと想像すると、とてもじゃないけど怒れない。むしろ、「が、がんばってください……」と励まさざる負えない。
 ニュースや新聞の流れを見てると、今後の名大祭の開催も危ういらしいね。やだなーホント。せっかく僕も重すぎる腰を上げたのに……あっち側に逝けると……思ったのに。(うんこを磨きながら落涙し、暗転)
 (照明ON)で、8日。暇になった僕は、ミッドランドスクエアで「ランボー最後の聖戦」を見、半ばやけくそになりながら、ひつまぶしを食いに行った。上ひつまぶし、3150円。正直お金の無駄使いもいいとこだが、なんつーか行き場の失った怒りを、「無駄使いする俺、超破滅的」みたいな感じに自分にぶつけてた。
 したら、別にクレープ食ったわけでもないのに、無性に腹が痛くなった。これは……もしや……流行のアレなんじゃないの? ひつまぶしが……腹の中で暴れて……る? 
 そんな感じで、帰り道。バスの中。脂汗をかきながら、必死に何かと戦ってた僕だったのだけど、結局まあなんつーかウヤムヤになって、僕の中で、大祭じゃない何かがはじけて飛んで、中止になった。小さな食中毒事件が、今またここに。僕の尻に。
 いや、違うんだ。俺はクレープを食べたんだ。きっと。そう。八事日赤行ったら、黄色ブドウなんたらとかが出てきて……きっと。そうなんだ。23歳にもなってとか……お前、そういうこと言うなよ。誰が悪いとか……そんなお話じゃないでしょう? 考えてもみなよ。一番悲しいのは実行委員会の人と、クレープ屋と、そして僕なんだよ。そんなこと、言うなんて、あんた、意外と冷酷なんだね。僕は悲しいよ。そういえば、ちょっと思ったんだけど、あの騒動でウンコもらす人とかいたのかね? ウンコ漏らす女子大生とか興奮しないでもないよね。なら発想の転換で、ウンコ漏らす男子大学生もありなのかもしれねえなあ。あんたはどう思う? (ウンコまみれになりながら舞台、暗転、臭劇)
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不幸の連鎖と幸福 By Y平

 ぎゃー、みんな死ね!
 とまあ、自分が苦しいとき、不幸なときに、得てして他人がみんな憎らしくなるときってありますよね? なんつーかとりあえずみんなムカつくとかそういうの。なんで僕だけこんなに不幸なんだー!? っと力みたくなる瞬間。こういうことってよくある。
 というのも、三度MP3プレーヤーが壊れました。つっても前の2回壊れたときは、まだ修復可能な域、分解して接触不良をグリグリして直すという荒療治をするという段階だったのですが、ついに本当に壊れました。グリグリやってたら、音楽の出力部分のターミナルがベッキリ折れやがりました。接触不良とか以前に、電気が流れない。
 正直、分解して直す俺、超理系じゃね? みたいな奢りはあった。なんつーか、昔。19年前。僕のオヤジがファミコンを分解してて、子供心に「かっけえー」みたいなことを思った記憶。あれと今の僕が重なってた感覚があった。なんか分からんけど分解しててカッコいいオヤジ≒かっこいい僕、みたいな。
 まあ、つっても、そのおかげで1コンの十字キーは異常に固くなったし、MP3は音を完全に失った。若き日のオヤジも今の僕も、素直に電気屋に持ってけば保証が効いて万々歳だったはずである。歴史は繰り返す。
 さらにさらに。先日風呂に入ろうとして、ガラリと風呂場のドアを開けたら、風呂場のタイルの上にシロアリがウジャウジャいやがったので、死にました。
 見ると、風呂場の壁のところに不自然に穴が開いていて、そっから腐った土が盛り上がり、シロアリたちの大行進が始まってる。もうほんとウジャウジャと。なんか白いゴミみたいのがひしめき合ってる。それを見た僕は、一瞬にして鳥肌に身を包まれ、チンコぶらぶらさせながら「おかーさーーん!」と大絶叫。ちびまる子ちゃんで、シロアリが大発生した話がありましたが、あのときのまる子と僕が確実にシンクロしました。
 で、全裸の僕を横目に、すぐさま家族会議が始まったのですが、なんやら旗色がよろしくない。「保険はいるの忘れてた」とか、「場合によっては何百万も……」などとデンジャラスワードをあげる両親。ものすごく深刻な感じが漂ってる。一体どうなんの? ウチ、潰れるんすか?
 その他、2年半付き合った彼女と別れる、バイト先で店長の悪口を言ってたら、店長が出てくる。等々、様々な不幸に見舞われ僕は、もう参っちゃって参っちゃって。いかんともしがたいです。死のうかな。さっきは君達に死ねって言っちゃったけど、本当は僕が死ねば一番いいのです。
 という感じに世の不幸を一人で背負い込んでる、というシチュエーションでナルシー決め込んでいた僕ですが、先日第一志望の内定決まりましたギャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!! ヤッターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!
 もうほんとよかった。何がよかったって、これで就活二度とやらなくていいってのが一番よかった。正直第一志望が受かったからとか、自分のやりたい仕事ができるから、とかそういう明るい側面はどうでもいい。とにかくクソ面どくさいあのシュウカツとかいうのと、決別できるのが最高です。
 思えば色んな不幸が僕を襲ってきた。でもドラえもんも言ってたじゃない。幸福というのは縄みたいなもんだってね。縄のよじよじのように、幸不幸は絡み合ってるんだって。不幸のあとにはかならず幸福が訪れるんだってさ。僕の幸福はこれから始まるんだ。
 と思ってたのですが、内定をもらってから途端に生じる不信感。なんつーか僕の入るとこ、なんとなーくなんですがその……ブラック臭が、ほのかに……するんですよねー。はは。
 やっと掴んだ幸福、と思いきやその幸福チケットは、実は地獄行きのチケット。不幸→幸福とみせかけて不幸→不幸のフェイントコンボ。
 激悪な仕事環境の中で、僕は幸福なんだよと必死に思い込むことの不幸、悲惨さ。いや、むしろ。社会に出るということ自体が、実は不幸への序章だったりするのでは? そら、学生のほうが気楽で幸せに見えますわいなあ。ん、何? 学生の幸せは刹那的幸せだとか主張もある? 社会貢献し、幸せな家庭を持ち、仕事は忙しいけど、やりがいはあります? そういう、苦しいけど幸せなんだよと思う哲学? 苦しいからこその幸せ?
 なるほど、苦しむということは死へと近づくことだ。死ぬことは、すべてのしがらみから己を解放してくれる、極楽浄土へと旅立たせてくれる、つまりは幸福への第一歩である。その昔、一向宗徒が織田信長の手を大いにわずらわせたことがある。なぜか? それは一向宗の思想そのものに、死ぬことはむしろ幸福なことという思想があったからだ。だから一向宗は自分に向かってくる刀剣を恐れもせず突っ込み、だから強かった。死んで「やった」とガッツポーズできる精神。その精神を取り上げるならば、例え僕が三年後とかにオフィスで首つって糞尿をたらしていたとしても、それはガッツポーズものということで、なるほど幸せだ。ブラック万歳!!!!!!!!!!
 ということで、とりあえず就活終了です。頑張って更新しまーす。
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No music No life!  By Y平

 「No music No life!」
って言いたい。おくびもなく、誇らしげに宣言したい。そう宣言することにより、俺は音楽を愛するということを示したい。ウソ、本当は音楽を愛し、センスのいい音楽を周りに宿している俺は、最高にかっこよい存在ナノダ! と世間に触れて回りたい。簡潔に言うと、「俺はかっこいいんだぜ!」と回りに主張したい! 俺はクソったらしのナルシスト野郎だ! ってね。
 というと、「また出たよ。クソY平の僻みが出ましたよ」と鼻の穴をふくらませる連中がいるのでごめんなさい。僕、音楽好きにボコボコにされたくありません。全面降伏デース。実を言うと、ほんとは憧れてるんだ。僕。
 つーかやっぱさ、音楽を語る人ってかっこいいよ。憧れちゃう。Wikiで得た知識かなんかを振りかざしてさ、合のコンとかで、音楽を語っちゃうわけ。「あのアルバムのあの歌詞にはぐっときた」とか何とか、おなごとかに語りかけちゃうわけよ。もうぐっときたとか誰でも言えるし、とりあえず芸術性があるとか、恋人の心情が、とか言っとけば成立しそうなフレキシブルな感想。いーからお前の感性ではとりあえずどう思ったんだよ! ってぶっちゃけ聞きたかったりするんですけど、それはもう完全にスルーなわけで。逆に突っ込むほうが邪道、っつーアットホームな空気感が漂っていて最高ですわ。
 で、偶然にもおなごがその感想に共感したとき(つまりwikiで得た知識が合致したとき)、もうなんか世界が私たちだけのためにあるんじゃないかって思っちゃってんじゃねってぐらいに親密度アップよ。「私たち、気があうわね!」って密着しちゃったり? ほんと実際、「おれさ~円周率100桁言えるんだZe」「あたしもー!」っていうレベルの合致とどう違うのかとか僕は心が荒んでるので分からないんすけど、臓物を吐き出して残酷に死ぬべきは、素直じゃない僕のほうなんすよねー。ホント殺して! あなたたちの手で殺して!
 つー具合に、見事に僻み根性マックスハートな僕ですわ。いや待て。聞いてくれ。他人が偉そうに語るのってだいたいがむかつく場合が多くありません? そしてそれが自分の知らない話題で、しかもその感想がチープだったり、ただの物知り自慢の領域に終わるほど、それを偉そうにひけらかす連中がむかつくってーのは、割とありな感情だと思うんだ。だってさ、僕が鼻のしたのばし、人差し指突き上げながら、ドラえもんを偉そうに語りだしたらむかつくじゃない? 「出木杉の名前は最初のほうは太郎っつー名前だったんだぜ(wikiの知識)」とか自慢げに語ってきたらむかつかない?
 もちろん、全ての音楽大好きっ子がこんな素敵な事例に当てはまるわけじゃありません。だからこれを見るすべての音楽っ子は、自分のことを棚上げして「いるいるー!」と喜んでくださればそれでよろしい。僕はいつだってフォローを忘れないんだ。
 しかし殺される。いくらフォローしても、このままでは音楽を愛すると自称する何者かに殺される。まあ待て。殺す前に聞いてくれ、僕がここまでひがむに至った詳細な理由がある。
 お察しの通り、僕は音楽に疎い。どのくらい疎いかと言うと、GLAYで言えば「誘惑」で時代が止まっている。とんねるずで言えば、野猿のデビュー。千秋で言えばポケットビスケッツ。ミニ四駆で言えば、サイクロンマグナム。
 つまりそのぐらいの時代から音楽をほとんど聞いてない。いや、正直自分でもこれはダサすぎると思う。カラオケで、他人が横文字の歌手の曲を歌っているのを見て、「あ~あ、これいいよね~」とか知ったかぶりするのもいいかげん無理がある。むしろ30代ぐらいの人と一緒にカラオケに行って、「知ってる曲ばっかり。楽しい~」と思う自分に危惧する。僕の公式設定(何に対する?)では一応、元ちとせのファンということでみんなに触れ歩いてるが、実際CD買って4回ぐらいしか聞いてなかったりすることも告白せねばなるまい。
 なぜそこまで音楽に疎くなったのか? それは「No music No life!」というファッション語にも集約されている。つまり僕は音楽を生活の一部にしてこなかった。
 僕が「誘惑」や「サマーナイトタウン」あたりに傾注し、その熱も冷めてきたあたりから、携帯音楽プレーヤーが流行りだした。当時で言えばCDウォークマンとか。さらにCDウォークマンだけじゃなく、携帯に便利なMDウォークマンも流行りだした。で、猫も杓子も通勤通学の時間帯に音楽を聴きだし、生活の中で音楽を聴く割合が多くなっていったわけだ。
 その頃の僕はというと、ちょうど家にあったCDプレーヤーが壊れた。そしてちょうどプレステ2や64の過渡期だった時期でもあり、持てる財をすべてそれにつぎ込んでしまった。
 気持ち悪いほどゲームをやり、生きる目的としてはいかにセンス○がついてる選手を引き出すかとかそういうのだった。なので、どんどんどんどん音楽芸能に対する興味が薄れていったわけだ。唯一芸能(?)で興味があったのはトゥナイト2ぐらい。当然、携帯音楽プレーヤーは買わない。買う必要がなかった。
(実は一回だけ買ったことがあります。カセットウォークマン。1980円のやつ。あれは使い勝手がよかった。なんせ巻き戻し機能がついてませんでしたからね。早送りしかないんですよ? いちいちカセットひっくり返して、早送りして、またひっくり返すという画期的な巻き戻し法に僕はびっくりしました。ま、それはノーカンで。英語のリスニング用でしたし)
 一方で通勤通学で何時間も音楽を聴いてる輩がいる中で、僕はトゥナイト2とパワプロのことしか考えてこなかった。これにより、音楽的情熱が育たないまま23になってしまったのだ。つまりいい曲を聴いてこなかった。これに僕が音楽に疎い原因があるように思われる。僕がこうまで音楽好きどもを僻み、憧れるのは、こういったバックグラウンドがあるわけ。僕は可哀そうな子なのです。だから殺すなんて言っちゃダメなんだよ野蛮人。
 しかし、しかしですわ。……ついに来ちゃったわけです。言っちゃっていい? 言っちゃっていいっすかね?
「No Music No Life!」
今ここに、僕は音楽好きであることを宣言します! いや~やっと、やっとです! 僕もあなたたちの仲間入りを果たすことができそうです。今まで馬鹿にしてきてごめんね☆
 というのも買いました! 買っちゃいました! MP3プレーヤー買っちゃいました! 最高です!
 いやあ、こうね。晴天の春の朝。さわやかな風を切り、自転車をこぐ。見上げれば、真っ白い雲がひとつ二つ。僕が疾走するあぜ道にはタンポポのわたげがモワモワとしている。そして僕の耳元ではクロノトリガーのOPが流れてるわけですわ。うわ、なんて爽やかな朝なんだろう。今日も一日頑張ろう! っつって柄にもなく感動してしまいました。押入れの中で「サマーナイトタウン」を聴いていた時代が嘘みたいだ。
 で、通学のお供を増やそうっつーことで、僕も積極的に楽曲を購入したりしてどんどんMP3にいれるわけです。で、入れているうちに、心に響く曲などがどんどんでてくるわけ。ああ、音楽が好きってこういうことなのか、音楽ってほんとに癒されるんだってシミジミ。今なら合コンでひたすら音楽の話をする連中の気持ちもわかる気がするんだ。っつーか僕もしたいし。
 今積極的に聞いてるのは「鳥の詩」ていう曲でね。ギャルゲーのOPテーマなんだけど、歌詞がほんと爽やかでさー、かつあのときさんざ苦労した情景が浮かんでくるようで最高なんだよね。……いや、なんかちょっと違和感があるな。何でだろ? 僕ってこういう目的で音楽を聴くつもりだったっけー? ……まあいっか、音楽をファッションで聴くなんて邪道だものね☆ 好きだから聴く、この純粋な気持ちは止められないよ♪
 て感じにMP3ちゃんと共に、最高の音楽ライフを送っていたのだけれど、先日壊れました。なんつーか音がまったく出なくなった。最愛の友をなくしたような感慨で、すぐさま分解という名の試行錯誤を繰り返しました。正直分解しちゃあかんかったかなー、保証的にやばかったかなーとか思ったんすけど、死にそうな恋人の前で何もしないなんてできます? でまあとりあえず、なんとか直すに至ったんですけど、困った。なんつーかね、音がステレオじゃなくて、モノラルになっちゃった。これだから素人の救命措置はだめだ。
 しかもただのモノラルじゃないよ。つまりね、「鳥の詩」で言えば、メロディーだけが聴こえて、ボーカルの声がまったく聴こえないって感じの超絶モノラル。簡易カラオケモードの完成だってばよ。いえーい。だってばよ。
 ということで、音楽が半分死んでしまった今、「No music No life!」のマニフェストを掲げた僕は半分死ななきゃいけない。だから半殺しにしてください。ほら、そこの音楽好きの糞ナルシストども。今だ! 俺を殴れ! ど、どうか、半殺しに! え? あんた、そんなので刺したら僕死んじゃうよ? え、え、え、え、え? 殺す? 音楽好きを馬鹿にしすぎ? 謝ってももう遅い? いや、だめです。やめて。おねがいです。せめて、せめて半殺しに、半殺しに。僕はまだ死にたくない。
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夢のない夢 By Y平

 例えばバイオレンスなムービー、脳漿などがバチンとショットガンではじける系のを見たりすると、すぐにそれが夢に出る。
 バイオハザードを観た後は、決まって僕の家の中がゾンビだらけになるし、アイ・アム・レジェンドを観た後に見る夢には変なきちがいおっさんが多数出演してきた。子供のころのだと、学校の怪談を観てしまったがために、学校がお化けだらけになって大変だったこともあった。
 で、それらの夢に共通なのが決まって僕はピンチになるということだ。いや、もちろん僕の夢物語には、ゾンビとかきちがいおっさんとか、多数召還されるので、必然、ピンチになるんだけども、そのピンチり方が大抵一緒なんだよね。
 というのも、僕はそのキチガイたちへの抑止力のために、銃火器を持っているんだけど、大抵それが不具合を起こす。
 例えば、ゾンビがいきなりクローゼットからドカンと出てきたので、僕はそれに向かってハンドガンを乱射するわけね。こっちは必死ですよ。夢とは思っていないわけっすからね。
 で、バカンバカン乱射するんですが、こう、何というか明らかに手ごたえがないっつーか。銃口から弾が発射される衝撃が感じられないっつーか。むしろ弾出てないような、そんな手ごたえなしなわけ。
 それで僕は、「やべえ、しょっぱなからジャムったか!?」とか微妙にリアルな原因追求をしだすんだけどそんなもん無駄。あいかわたず弾が出る手ごたえが感じられない。その間に、ずんずんずんずんゾンビさん進んできおって、ご満悦。
 そのときですわ。なんできかねえんだよ~って半泣きになりながら、なおも乱射してたら、向かいのドアからレベッカが現れて、「助けにきたよ!」っつって颯爽とゾンビの横に立ちはだかる。まあレベッカとか全然他人なはずなんすけど、おお、レベッカじゃねーかとか僕もなんか知人のフリして、意気投合。一緒にゾンビ倒すべーっつーことになるんすわ。
 でもなー、レベッカも僕と同じくパンパン乱射しとるんですが、一向にゾンビに当たってる感じがしないんだよ。明らかにゾンビにダメージいってないのな。むしろゾンビもさ、なんか困ってる。早く倒してくんないとって困ってる。なんつーか暴れん坊将軍とかで、最後の斬り合いのとこで、やることなくて手持ち無沙汰に刀を上に下にと構えまくってる斬られ役みたいな風情。たぶん僕の夢だもんで、血とか出したくないじゃない? 僕の中で脳内R指定とかがほどこされてて、ゾンビも噛み付けない設定とかになってんだろね。かみつけもしない、やられもできない。俺どうすれば? って感じで手持ち無沙汰になってる。
 で、やられない理由はというと、なぜか僕もレベッカも、実弾撃ってると思いきや、BB弾撃ってたんすわ。なぜか。エアガンでゾンビと対峙してたらしい。しばらくして僕それに気づいたんだけど、そこは夢。なんか5発に1発ぐらいの割合で実弾が出るはず、という摩訶不思議な設定を自分の中で確信しちゃったわけ。まあ、夢だから思い込んだもの勝ちみたいなのあるけど、微妙にリアルな設定なのか、何発撃ってもBB弾しか出ないんすよね。
 かくして、エアガンを乱射する僕とレベッカ、倒れたいけど倒れらんないゾンビ。みたいなシュールな絵が完成し、よく分からなくなった。分からなくなったうちに、そのうち僕も飽きたのでしょう、場面が変わって、次はハンターとかいう、カマを持った怪物相手に戦闘するシチュになった。
 そんとき僕は、ショットガンとか持ってて、超余裕。襲い来るハンターに、かっこよくバチコンと至近距離で散弾をあびせちゃるってなもんですわ! で、引き金を引く僕。
 すると、水がピュって四方八方にとんでハンターが水浸しになった。うん、なんでかショットガンじゃなくて、ウォーターガン持ってた。あのアメリカ人の子供とかが宣伝してるやつ。なるほど、排莢のシュコってやつとか割と似てるしな。……ノーノー納得してる場合じゃない。ハンターきとるがな。殺されるわ。
 っていう危機感は全然なくて、そんときの僕は「どうだあ! ショットガンの味は!?」みたいな感じにめっちゃ勝ち誇ってた。いや、深い部分では「これ、水鉄砲じゃね?」って気づいてるんだけど、そこは思い込まないと負けかなっていう意識が僕の中にあった。誰かに気を使って夢を見てた感じがした。
 で、当の水浸しのハンターさんはというと、ゾンビと同じで「えっと、俺、どうすればいい?」みたいにキョトンとしてる。やはり脳内R指定のおかげか、ハンターさんもカマを使えないらしく、やられる以外の設定がないらしい。そのためか、僕の水鉄砲攻撃に気持ち効いたような振りして演技までしてくれる。うおって感じにちょっと体揺らしてくれる。優しい人だった。
 誰かフロイト的夢分析を頼む。
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