ということで前回の日記でも書いたけどヒゲ脱毛に行ったよ。
妻の助言によりエステティックサロン的なところではなく皮膚科に行った。最近は禁煙でも何でもお医者さんですわ。腕が違いますわ。知らんけど。
こぎれいな受付で待っていると「Y平さぁん」だなんてナースに呼ばれる。いや、ナースがめちゃめちゃ可愛い。顔は普通なんだけど仕草と話し方が完璧に変人だった。かつみ・さゆりの髪留めボーンってやる人みたいな。ええ、変な人が好きなんです僕。ヒゲ剃ってないのが惜しまれる。
まあ「今日ヒゲ剃ってねー! くっそー!」って思う人生ともおさらばなのである。結構なことだ。ノリノリで診察室に向かう。北大路欣也を浅黒くした様なドクターが鎮座しておる。チャレえなあおい。
「脱毛、初めて?」なんてタメ語で話してくる北大路の肌はツルツル卵肌である。やはり脱毛したんだろうか。高須社長が自分に整形手術を施す的な。しかしあんな卵肌だったら僕の人生も変わる。毎朝10分のひげ剃り時間が短縮出来る。毎朝10分短縮出来たら死ぬまでにどうなんの? あと50年生きるとしたら? ひげ剃りなければ126日余分に生きれる。それってすごくね?
まあ僕はそもそも毎朝剃らないので関係ない。もともと○○やめたら○○生きれる的な話は気にしないし。僕はタバコも辞めなければベンツも買わない。
そんなこんなでさゆりと話しつつ施術台へ。レーザー脱毛だからあんまり痛くないらしい。すごいね最近の医学って。「Danger!」って張り紙した部屋に来た。放射線治療室みたいなところ。北大路がやってきて「じゃあ脱毛していきますね」っつって。さゆりさんは麻酔クリームを塗ってくれる。麻酔すごい。肌にぴりぴり来る。感覚あんまなくなった。こんだけ麻酔掛かってりゃ痛くないよな。医学の進歩はすごいなあとか思ってたらギャイン!
北大路が何も言わずにレーザー当ててきやがった。グイってやってバン! って。目から火花出た。マジで。何それ痛すぎるし急すぎる。
「こんぐらいなら大丈夫ですかー?」いや、大丈夫じゃないから。「はい大丈夫です」でもそう答えなきゃ埒があかないんでしょう? バチン! ギャアア! 「初めてだからジュールちょっと抑えてますからねー」抑えてこれかよ! バコン! ギャババ! 「はひ。ありがとございまふ」 バチン! バチン! バチン! ッッッッッッッッッッッッツ!
すんげえ痛かった。痛過ぎて終わったら腹と膝裏に汗だまりできてたもん。何これ。さゆり曰く、初めてだと泣いちゃう人もいるらしいよ。お前最初と言ってる事違うぞ。レーザー脱毛だから〜の下りを忘れたか。医学の進歩なんてガン無視。
んでお会計。13万。なぜこれだけ掛かるかというと、8ヶ月分前払いプランだからだ。月に一度。この地獄の責め苦を受けにこなきゃならんのである。いや無理でしょ。この痛みをあと7回ってどんだけ。この苦しみに7回も耐えれる人はそもそも毎朝ヒゲがそれる人だと思う。だから助けて。助けて。たすけ
ダツモウ! 前編
脱、毛。
たいてい脱⚪⚪というのは景気のいい言葉が多い。脱サラとか脱デブとか。夢がある言葉が続く。
そこへきて、脱毛である。正確に言うとヒゲ脱毛。行ってきたよ。
知人なら知っていると思うが僕はヒゲがびっしり生える。びっしりなくせにほとんど剃らない。結果社会人6年目にも関わらず山田孝之をかなりパンピー化したような汚いヒゲ面で会社に行く。そんで何も言われない。みんなむしろ僕がヒゲを剃ってきても気づかない。それが日常化しているからだ。
シュウカツしていた時代。未来に希望を持っていた。そんなキラキラのシュウカツ生が、6年後のこの姿を予想していただろうか。もっと幼いとき、浮浪者のようなヒゲ面サラリーマンの自分を想像していたか。していない。もっとこう輝いていた。現実はタバコ臭い気を放ち、ヒゲ面の場末開発者である。殴りたい。
なんでヒゲを剃らないかと言うとめんどくさいからだ。毎日毎日、10分ぐらいかけてヒゲを剃るなんて馬鹿げてる。忙しいビジネスマンにはそんな時間はないのである。だから剃らない。
僕のひげ剃りは女性の化粧の様なものだ。女性だって化粧めんどくせーってすげえ言うでしょう? んで、たまに化粧まったくしない人も一定数いるでしょう? でも君たちそういうの許してるじゃん。そういう人もいるよねって。まあちょっとアレだけどなんて忘年会の肴にしながらさ。許してんじゃん。だから僕も一緒だよ。毎朝毎朝化粧したくないのと同じで毎朝剃るなんて馬鹿げてるわ。
じゃあ夜剃ればいいじゃないとか言い出す輩もいますけど夜剃ったって次の日の夕方には生えている。そうすると君たち「うわあ、あの人、夕方にはもうヒゲ面ですよw」とかなんとか新年会の肴にするんでしょう! 知ってるんだからね!
だったら山田孝之ライクに生きたい。あの人は最初からヒゲ面だからというテイストを保ちたいのである。そんでついでにメリットもあるよ。本気の場面のときにだけ剃っていけばギャップ萌えでるよ。あのメガネの真面目っ娘、メガネとったら超美人じゃんの法則でがんす。Y平君、ヒゲ剃ったら幾分かマシね。的な。ギャップ、萌え。いいじゃんそれで。「今日は会社休みます。」でもたまにメガネしてない綾瀬はるか出てきたら可愛いでしょう。流行ってんじゃんこの手法。流行にのってるだけなんだよぼかあ。
などという論理を妻に展開したところ、「こんな状態で夫を会社に行かせる妻だと思われるのがヤダ。やめて」とゴミを見る目で言われたため、だよねー。と納得。というわけでヒゲの脱毛に行く事になったのである。
後編へ続く。
絶好調真冬の雪かき
札幌バカである。札幌が大好きという意味ではなく、札幌のバカ野郎的な、罵倒の意味でのバカである。
雪、降り過ぎ。帰ったら我らが愛しのMOVEちゃんが雪の中に埋まっていた。ほんと札幌のバカ、野郎。
というわけで雪かき。まずはBEFOREパシャリ。見たら分かると思うけど一日で40センチぐらい積もってたと思う。ほんと意味分からない。なんかもう逆に嬉しくなって妻と記念写真撮った。義妹からMOVEを譲り受けて以来、たぶんMOVEの写真って初めて撮ったと思う。MOVEちゃんも白粉なんて塗っちゃってホントおませちゃん。馬鹿野郎。
というわけでしぶしぶ雪かき開始。ときは平日の22時。くそ。なんで平日のこんな時間に。文句をつきつき、なんかこういうスコップだかトンボだか分かんない物体でどんどん雪をどけていく。雪かきシャベルや、ママさんダンプも使い黙々と作業。ザック。おう、なんか思ったより雪、軽いよ? 降ったばかりだからか? 意外ときつくない。
キツくないと分かるとこんな有り得ないボンネットを見ても何だか楽しくなってくる。妻と一緒に「おらおらおらー」なんつってどんどん雪かきをしていく。放り投げた雪がちらちら舞って何だか綺麗だ。
何とかMOVEの御姿までは見えるようになった。ボンネットの前の雪が半端無い事になっている。ほんとカマクラとか余裕で作れる。でも道民は作らない。これから5月まで嫌と言うほど雪を見る事を知っているからだ。
しかしやってるうちに楽しくなってきた僕。ママさんダンプに雪をたんまりと積んでそのまま雪山まで直進。ボッコーンと猛スピードで激突。「うおー」。深夜の駐車場で30手前のおっさんのはしゃぎ声が響く。妻のスコップにも力がみなぎる。どんどこ露わになっていくMOVEを見てると自然と二人とも笑顔になる。いい共同作業である。雪かきやってるのにキャッキャウフフ。これは中々どうして。楽しい。僕の頭の中では広瀬香美の曲とともに、ザッザッとスキーで雪を掻く加藤晴彦。加藤はゴーグルを外してさわやかな笑顔。アルペン。いい雰囲気じゃない? ケーキ入刀以来の共同作業? 関係ないけどアルペンって最近見ねーな。元アルペンのゲオばっかじゃんね。
とかなんとかやってるうちに終わった。隣の車と見比べて欲しいけどちょっとした段差でも作ったかの如く。とってもノンバリアフリー。これだから札幌はバカなんだ。冬だけ関東に行きたい。そして梅雨から札幌に戻ってきたい。そんな雪かきした夜。雪かきデート、おすすめです。
入口出口田口
「今日は会社休みます。」を見ている僕と妻。
KAT-TUNの田口が大変いい演技をしている。感動した僕から思わず言葉がこぼれる。
Y「出口……」
妻「田口だね」
堂本兄弟
妻「職場の人がさ」
Y「うん」
妻「『んーと、あれ。あの人。ほらKinkikidsの堂本じゃないほう!』って言っててすごかった」