単純作業をやりたい件と、ドラゴンクエストビルダーズ

 仕事。先週は測定用テストコードの基礎編ができたため測定ばかりをしておりました。一度コードができてしまえば機械的に手順をこなすだけなので楽です。俺、やっぱり昔から単純作業が好きなんだわ。刺身にたんぽぽを乗せるようなこと。なぜにクリエイティブ職なのか。
 んで今日は測定用テストコードの中級編。オシロスコープで波形を図りながらGPIOを制御しーのバイトデータを送りリーの。んで512バイトデータを送ったつもりがUDP上では1024バイトデータが送信されててハマった。string型のデータは一文字一文字charの2バイト配列になってて、文字の他にヌル文字(\0)が入る模様。そのため1文字送ったつもりで2バイトUDP上には現れてくる。知らなかった。何年やってもこういう知らないことって出てくるんだろうな。ああ、刺身にたんぽぽ乗せて手取り14万ぐらい欲しい。ソフト嫌だ。
 まあイヤイヤやりつつとりあえずコードはできた。何回もデータを取るのだがとりあえず一発データを取ってみる。PF間通信のレイテンシ測定。なんだこれムッチャ早い。commonapi/vsomeip自体は早いんだね。基礎編ではめちゃめちゃ遅かったけど、他の要因が絡んでいるのだろう。明日はこの作業を1日中繰り返すことになる。ああ、考えなくていいって心おどる。
 帰りにゲオに寄って以前から買いたいと思っていたドラゴンクエストビルダーズを買う。ダウンロードじゃなくてわざわざ中古買ったよ。これ、ニコ動でプレイ動画を見ていたのだけれど、面白すぎてこれは絶対自分でやらねばならないと感じて買った。久しぶりのワクワクするゲーム。あ、パワプロも面白いんだけど、ドラクエの新作買うのってドラクエ7以来なもので。テンションがやっぱ違うというか。ああ、ブログ書いてないで早くシャワー浴びてビルダーズやります。ブログ書いてる場合じゃない。

桐島と便通

 良いインプットからアウトプットが生まれる。との信条の元良い作品に極力触れるようにしている。ということで今日は本棚に埋まっていた月刊シナリオ(シナリオライターや映画関係の人が読む月刊誌。有名な脚本やら演出家の対談やらが載っているどマイナー誌)を引っ張り出してくる。この号には「桐島部活辞めるってよ」が脚本でまるまる載っているため、今日はこれを読むことにする。
 午前の仕事を終えて昼。少し桐島を読んだ後寝ようと思ったけれどもあまりに面白すぎて昼休み中読んでしまった。その後、眠くて仕方なかったのだが仕事中も桐島の続きが気になって仕方がなかった。映画の方はすでに観ていたのだが脚本で見ても面白い。キャラクターがこんなにいっぱい出ているのに、なんとなく個々人の個性が立っているのはやはり賞を総なめしただけはある作品だった。あと主人公役の神木キュンがいちいち頭の中でちらついて、心がざわつく。神木キュンはやはり大物。
 仕事を終えて、これはどうしても読み切りたいということでその日の晩飯を申し訳ないが辞してそのままモスバーガーへ。話題のアボカドチリバーガーをもしゃりつつ、食い入るように脚本を読む。クライマックスの屋上のシーンは鳥肌を立てながら読んだ。宏樹の悲哀、前田の屈託ない情熱。泣けた。アボカドはこんなにしょっぱいものだったか。
 腹も頭も満足しつつ家路へ。途中地下鉄の中で腹痛を催し、前田演じる神木キュンばりに挙動不審な振る舞いで尻をしめつつ走る。リュックがボコンボコン尻にあたりそれで漏れそうになる。リュックを前に抱え、泣きそうな顔のまま、清楚なOLを追い抜き、サラリーマンにぶつかりながら走る、走る。モリ。モリ。ちょっと出たんじゃない? 道端でうずくまり「ミルナー! ミルナー!」と叫び声をあげながら菊門をアスファルトに向けイキむ俺を想像し、戦慄する。桐島部活やめてる場合じゃない。モリ。また尻に違和感。大丈夫。こういうとき、出たと思っても後で出てないパターンは人生で多く経験してきた。そういえば俺の父さん。50過ぎてからウンコを漏らすことが多くなった。「漏れてまったわ!」とかあっけらかんと笑いながら宣ううちの親父。その血を受け継ぐ俺。モリ。やばいやばい。マジで漏れる。走れ。走れ。桐島を探すバカ達のごとく全力で走る。鍵を左手に持ちつつドアに体当たりしそのまま鍵穴をグリリと回し。まるで池田屋の新撰組のごとくドカンとドアをぶち開け、ビビる妻に向かって一言「ウンコ!!!!」

自転車を直しに行くことと歯医者はよく似ている

 今日も昼前に起きて飯。妻にぶっかけうどんを作ってもらう。ニンニクチューブとわさびと白だしで食す。美味すぎる。
 前輪、後輪ともにスポークの折れたビアンキ(クロスバイク)を引いてイオンへ。イオンの自転車屋さんに持って行ったらビアンキを見て職人ヅラのおじさんがしかめっつら。「これ、どうしてこうなったの?」。「いや、外に置いといたら雪の重みで」「ははあ、そういうことならね、ホイール全体がひん曲がってるかもしれないからよく調べないと値段わかんないね」。やはり「なぜこんなになるまでほっといた」顔をされる。わかってた。だから自転車屋に行きたくなかった。この気持ち、歯医者に行きたくない感情と似ている。歯医者に行きたくないのは、痛いとか薬の臭いがやだとかそういうことじゃない。「なぜこんなになるまでほっといた」と医者から叱られることが一番の行きたくない要因を作り出す。いい大人が悪くなる状況を傍観して何やってんだと叱られるのが嫌なのだ。だので絶対このビアンキも叱られると思ってた。だから行きたくなかった。ちなみに歯医者にも行ってない。
 ついでにパン屋さんでクリームパンとオールドファッションのドーナツを買って帰宅。コーヒーを飲みながら「世界から猫が消えたなら」を読む。いいお話。ただ猫も消えないし、肝心の1日ずつものが消える大変さってのがほとんど描かれていなくて、好きじゃない人は好きじゃないだろうなと思った。タイトル詐欺じゃん! って自称映画通、小説通は怒るだろうなと思った。僕は細かいところはあまり気にせず雰囲気を楽しむので読後感はとりあえずよかった。あと解説が本編より面白かったので新しいと感じる。
 妻が聖剣伝説ヒーローズオブマナをやっているので見る。シリーズ屈指の駄作らしいがゲーム自体はシミュレーションRPGで面白そう。特にリアルタイムバトルなんで、昨今の飼いならされた優しいシミュレーションではなく、バトルコマンダー的なハードシミュレーション。戦うと同時に作物を収穫して生産して、兵隊を増やし〜、みたいな。聖剣伝説のくせにやってることが硬派すぎる。聖剣伝説ってもっと軟派じゃないとユーザーはついてこないと思います。

バーベルベンチ、新たな領域へ 6月4日

 遅めに起きて、妻の激ウマチャーハンを食べてほっと一息。むちゃくちゃクサクサしていたのでジムへ。恒例の東区体育館。
 女子高生が2人、きゃっきゃいいながら筋トレしていた。普段なら早く帰れや、みたいに毒付くところだがとにかく可愛かったのでどうでもよくなった。かわいいは正義。あいつら可愛いってだけでこれまでの人生、これからの人生どれだけ得するのだろうか。願わくば生まれ変わったら可愛い女子高生に。なりたいか? 本当になりたいか? いや、生まれ変わってもきっと僕は僕に生まれ変わりたいと思うはず。そう思うと意外に今までの人生順調にいっているのではなかろうか。皆も生まれ変わってももう一度自分になりたいか問うてみるといい。おそらく意外に大半の人が自分に生まれ変わりたいと思うはず。幸せはすでにあるんです。
 バーカ。こう言う愚にもつかない言葉遊びみたいなことして読者に媚を売るのは嫌いです。情報商材屋じゃないんだから。もしくははあちゅう。ということで筋トレ。
 レッグプレス 120キロ 10レップ×3
 腹筋 20レップ×3
 背筋マシン 20レップ×3
 バーベルベンチ 50キロ 7レップ×3
         55キロ 7レップ
 デッドリフト 20キロ 7レップ ×2
 ダンベルカール 8キロ 7レップ×3
 サイドレイズ 7キロ 7レップ
 バーベルベンチに至っては55キロで7レップあげれるようになってきた。おそらく自重の60キロもギリギリ3回ぐらい上がるはず。新たな世界へ。だいたいベンチプレスは自重あげれるようになってから世界が変わるらしい。ようやくベンチプレッサーとして半人前ぐらいにはなってきたか。帰ってプロテインと牛乳を摂取し、皿洗いして巨人対日ハム戦を見る。巨人ってこんなにみんなおっさんだったっけ?

人生でプログラミングを安易に選ぶということ

 評価済みのプラットフォームの性能測定用TPがずっと動かないってんで精神を大根おろしのようにすりおろし、精神死寸前のボロボロ状態でいたところ、なんとプラットフォームのバグだった。いつもなら、ふざけろ! って怒り狂ってたのだが、今回は本当に、本当にホッとした。もうだめかと思った。いつ逃げようかカウントダウン始まってた。バグということで、その性能測定項目はやらなくて良くなった。作業減った。わーいわーいわーいわーい。
 だが騙されない。ソフト開発はいつもこう。あらゆる方面から難題をぶつけられ、ギリギリまで追い詰められ、それでも調べ続け、時には本屋で立ち読みし、時には自宅で調査を行い、時には不親切な外注にへこへこしながら教えをこいたり。それでどうにかこうにかやりきっても給料は上がらず、そして前より難問の課題をぶつけられ、キミノセイチョウニキタイシテイルとかなんとか。
 もう嫌です。作りたくもない地味で難しいTPを作るお仕事うんざりです。そうすると、「やりたい仕事をやれる奴なんてほんの一握りだよ」なんてあきらめ顔のよれたサラリーマンが反論する。そうじゃない。されば? 自分が作りたいプログラムだったらいいのかというとそうでもない。そもそも俺はプログラミングが好きじゃない。たまたまやれただけだ。大学の時はプログラミングの研究室から2ヶ月で脱走している。好きこそものの上手なれ。嫌いだけどそこそこできただけの話だ。しかも素人だらけのうちの会社で比較的できただけ。プログラマーとしては下の中もいいところである。先が見えない。
 なので転職したいのであるが、書類選考結果がなかなか帰ってこない。数日以内にお返事しますと言っていたのにもうすぐ七日経つ。いや、まだかもしれないけれども不安で仕方がない。ライター・編集職で応募中なのだが何せ過去の実績がやばすぎる。これをポートフォリオで提出するあたり不安で仕方がない。
 不安を取り去るにはとにかく書くしかない。早くオモコロ第4弾書く。もう構想は出来てるが僕の大嫌いなプログラミングがまた題材なので書くのはいいけどプログラミングがこう、切ない。一生切れない悪しき呪縛、それがプログラミング。なぜ早稲田の第一文学部とか行かなかったのか。なぜあのとき理系を選んだのか。なぜ。なぜ。なぜ。
 これを書いてる間にオモコロ書けという話。